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2017/11/16

どんどんよくなる岩佐美咲の「初酒」

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Unknown










(11/17 23:17付記)まずは、これを聴いていただきたい。わいるどさん、ありがとうございます。
https://gyao.yahoo.co.jp/player/00164/v09889/v0986800000000541620/

いままでにぜんぶで六つある岩佐美咲のオリジナル楽曲。最初のころの僕がカヴァー・ソングのほうがいいなあと感じていたのは、たんにそれらは有名曲だから耳馴染があるというだけの理由だったと、すでに自分でも分っている。いまではオリジナル・ナンバーのほうが岩佐のチャーミングさ、素晴らしさ、特徴が一層よりよく表現されていると考えるようになっている。しかしたったの六つだからなぁ。そろそろ新曲を、と思うのだが、たぶん来2018年になったらリリースがあるんじゃないかと、無根拠ながら勝手に想像している。

そんなわけで、ぜんぶ入れてもたったの24分しかない岩佐美咲のオリジナル楽曲篇プレイリスト。これをみなさんでシェアできれば、簡便にネットで聴けたらなあ〜って、このごろ強く思うのだが、辛抱強く待つしかないよなあ。まあわさみん関係の僕自身は、リリースされればぜんぶ CD で買いますがゆえ〜、ネット配信がなかろうと困ることはありませんが〜、ほかのみなさんにもちょっと耳を傾けてほしい、試聴できるようにしてほしいという、やっぱり強い願望がある。Spotify なんかで聴ければ、それは正規販売ですから〜、だから聴いてさえもらえれば、いままで僕が熱心に書いてきていることも、少しは納得していただけるはずだという思いがある。あるいは涙腺が大崩壊するかも?歌にそういう破壊力を持つ歌手だ、岩佐美咲は。

そのたった24分の岩佐美咲オリジナル楽曲篇プレイリストを毎日聴いている僕だけど、それら六曲のなかで、最近の僕の最大のお気に入りになってきたのが「初酒」だ。2015年4月29日発売の四作目シングル。2016年11月30日発売の二作目のアルバム『美咲めぐり ~第1章~』にも収録されている。

まずはどっちを買うべきかというオススメを、まだお聴きでないみなさん向けに書いておく。アルバム『美咲めぐり ~第1章~』には、最新シングル曲「鯖街道」より前の、五つの岩佐美咲オリジナル楽曲がぜんぶ収録されている。もとはすべてシングル盤で発売されたもの。それらがまとめて聴ける。さらにこのアルバムのために歌いおろした絶品カヴァー・ソングもたくさんあるということで、一定の洋楽リスナーに多い<アルバムで聴く>志向のみなさんには、この『美咲めぐり ~第1章~』をオススメしたい。その初回限定盤のほうには、僕が岩佐から離れられなくなったきっかけの「涙そうそう(アコースティック・バージョン)」もあるしね。

ただ2015年4月29日発売のシングル CD「初酒」の初回限定盤のほうには、あの「20歳のめぐり逢い」がカップリングされているんだよね。これは今年8月23日発売の「糸」や、こないだ発売されたばかりの新作 DVD 収録の「ノラ」が出るまでは、岩佐美咲の歌ったカヴァー・ソングのなかでも超がつく逸品だったものだ。「20歳のめぐり逢い」こそがナンバー・ワンだったんだよね。それを CD で聴こうと思ったら、シングル CD「初酒」の初回限定盤を買うしかないんだ。

そんなわけで、たただんに岩佐美咲の「初酒」を CD で聴きたいというだけなら、シングル盤でもアルバム『美咲めぐり ~第1章~』でも、どっちでもいい。どっちでもいいからどっちか買ってくれ!そして聴いてくれ!岩佐の歌を!お願いします!

さて岩佐美咲の「初酒」。以前僕はこの曲にかんし、ファースト DVD のオープニングで歌われているのを聴くまで馴染めなかったかのようなことを書いたけれど、それがいまや正反対だ。これこそ岩佐美咲の全オリジナル楽曲のなかでいちばん好きなんだよね。しかしあれだよね、こんなにいい曲の魅力になかなか気づきにくいなんて、やっぱり僕って鈍感だなあ。いや、マジでいい曲です、「初酒」は。

あ、ショート・ヴァージョンだったら YouTube にあるじゃないか。気がついていなかった。これはあれか、CD 購入促進のためのティーザーみたいなものなのか?しかしやっぱりあっという間に終わってしまう。フルで 4:11 ある曲だからね。でもほんのかすかに雰囲気みたいなものは分るのかも?
まあお酒がテーマの曲なわけで、下戸でほぼ一滴もアルコールが飲めない僕としては、その部分だけは共感度が低いのだが、それ以外の部分の歌詞には心底納得できる。というかいつもいつも「初酒」を聴くたびに励まされている僕。歌詞は例によって秋元康が書いて、曲は早川響介が書いている。しかしいちばんいいのは野中”まさ”雄一の書いたアレンジだ。野中は AKB48やその関連グループで、最もたくさんの編曲を書いているメイン・アレンジャー。

僕は苦手だと以前の記事で書いたズンドコっていうあの典型的な演歌調リズムが、いまではとても心地良く響くので、我ながら不思議だ。しかし岩佐美咲の「初酒」で野中”まさ”雄一の書いたアレンジで、僕がいちばん好きなのは、ヴォーカルのオブリガートで左右一本ずつ聴こえるギターの音色とフレーズなんだよね。オブリガートじゃないものとしてセンターに定位するギターもあるが、それについてはさほどでもない。あくまで左右で歌のオブリガートを弾くギター二本が、僕は大好き。

「初酒」イントロが終わって岩佐美咲が歌いはじめ、「生きてりゃいろいろと、つらいこともあるさ。」部の、この読点部分にはさみこむように、まず左チャンネルでナイロン弦ギターが入り、句点部分でもやはり弾く。そもそも左チャンネルのナイロン弦ギターは、曲中ずっとヴォーカルにからんでオブリガートを弾く。それが〜、実にいい!

もっといいのが2コーラス目(1:45)に入ってから。岩佐美咲が「だれかがそばにいる」と歌うと、次いで右チャンネルで、今度はスティール弦のアクースティック・ギターがオブリガートを弾く。と思った刹那、その右のスティール弦に、左のナイロン弦ギターがちょろっとからむんだよね(1:49〜50)。しかもその次に岩佐が「やさしさ身に沁みる」と歌ったら、左チャンネルのナイロン弦が、1:49〜50と同じフレーズのヴァリエイションをオブリで弾くんだ。最高だ。あの瞬間、僕は最高に気持ちいい。

天才だ、このアレンジを考えた野中”まさ”雄一は。岩佐美咲も、ふつうみんな人生はつらいことばっかりっていうのをはげますかのような歌詞を、そんな言葉をそっとやさしく、そっとチャーミングな声質で、歌ってくれているのも素晴らしい。我慢しなくていい、心の荷を下ろし、泣いて弱音を吐け、幸せも不幸せも両方合わせてが人生ってもんだ、って、こんなの当たり前のことではあるけれど、聴いていると、ちょっぴりだけ泣いちゃうもんね。

野中”まさ”雄一のアレンジも絶品なもんで、しかもあのズンドコっていうリズムは人生の応援歌的なマーチ調ってことだよなあ。まあ最終的には、だから二人で飲もうよ、ってところに帰着する歌なので、そこだけが下戸の僕としてはちょっとアレなんですが(^_^;)。でも野中”まさ”雄一の素晴らしいアレンジに乗って、岩佐美咲が可愛く、そして強く、歌うので、まさしく「だれかがそばにいる」ときの「やさしさ身に沁みる」今日このごろ。

いやあ、しかしそれにしても、2コーラス目の左右二本のギター・オブリからみあいは素晴らしいなあ。なんどもなんどもそこを聴きたいがために「初酒」をなんどもなんども聴いちゃってるもん。

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コメント

わさみんの「初酒」のフルバージョンMVはGYAO!で視聴することができます。

https://gyao.yahoo.co.jp/player/00164/v09889/v0986800000000541620/

是非とも多くの音楽愛好家の皆さんに、わさみんの唄の素晴らしさを広めてください~

おっ!こりゃ素晴らしい。わいるどさん、わざわざ探して見つけてくださったんですか?ありがとうございます。他の曲のも自分でちょっと探してみて、見つかったらなにか書くかもしれません。

とりあえず、この本文のいちばん上にはめ込んどきました!

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