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2018/03/05

プリンスのギターがカッコイイやつ

L

カッコワルイ記事題だ。

プリンスがギターをいい感じに弾きまくっているのだけを集めて聴きたいなと思って、それで思い出せるのだけだとそんなに数が多くなくて、あれっ〜、もっともっとあったはずだと(ほぼ)すべてのアルバムをもう一回聴きかえしていたのが、ここ最近のプリンス特集の理由なのだ。結局それでもギター・スタッフはそんなにたくさんは見つからず意外だったのだが、副産物的にいろいろと書けたので、まあいいや。

それでもこれを書きたくてプリンスの(ほぼ)ぜんぶを聴きかえしたんだから、やっぱりギターをカッコよく弾き倒しているものの曲の話もしておきたい。さらに明日、明後日ともう二つ、副産物があるので、それも書けたら書いてみようっと。今日から三日間はそんなに音楽内容に突っ込まず、事実関係の指摘となんとなく感じることだけ、短めに記しておく。

まずはプレイリストから。ぜんぶが Spotify その他ネットにあるわけじゃない、というかこれこそ聴いてほしいという肝心要の曲に限って見つからないので、そのままネットで聴けるものとしてプレイリストを作成することは諦めた。CD などでお持ちでないみなさんは、なんらかの方法で入手してほしい。括弧内は収録アルバム。

1 Guitar (Planet Earth)
2 I'm Yours (For You)
3 Let's Go Crazy (Purple Rain)
4 Computer Blue (Purple Rain)
5 When Doves Cry (Purple Rain)
6 Purple Rain (Purple Rain)
7 Sign O’ The Times (Sign O' The Times)
8 Play In The Sunshine (Sign O' The Times)
9 I Could Never Take The Place Of Your Man (Sign O' The Times)
10 Rockhard In A Funky Place (The Black Album)
11 Crucial (Crystal Ball)
12 She Gave Her Angels (Crystal Ball)
13 I Like It There (Chaos And Disorder)
14 Everlasting Now (One Nite Alone...Live!)
15 Purple House (Power Of Soul: A Tribute To Jimi Hendrix)
16 The Ride (Crystal Ball)
17 Peach (The Hits/The B-Sides)

この並びは、ラストのブルーズ三連発を除き、基本的にリリース順だ。しかしトップにそれを無視して「ギター」を持ってきた僕の意図は説明する必要がないはず。こないだも書いたけれど「君のことは、ギターを愛するほどには愛せない」という、プリンスのギター・アンセムみたいな一曲だから。実際、カッコよく弾きまくっているハード・ロック・ナンバーで、僕は好き。

あっ、そうそう、ハード・ロックといえばですね、ロック嫌悪症のみなさんに言っておきたいんですが、ハード・ロックほどギターをキメられる音楽はこの世にないと思いますので。上のリストでは13曲目の「アイ・ライク・イット・ゼア」もストレートなハード・ロック・ナンバー。アルバム『ケイオス・アンド・ディスオーダー』全体がそんな音楽だと、こないだ書いた。創り込みすぎないラフなタッチもたまにはいいんだよ、ロックはね。

1978年のデビュー作『フォー・ユー』にすでにそんな路線はしっかりあったと気づいたので2曲目の「アイム・ユアーズ」を入れておいた。しかしその後はあまり見つかりにくく、1984年の『パープル・レイン』でギターが大炸裂している。特に目立つ四曲だけ入れておいたが、なかでもやはり「レッツ・ゴー・クレイジー」と「パープル・レイン」は、プリンスのギター生涯を代表する曲だよね。

1987年の『サイン・オ・ザ・タイムズ』も、ある種、ギター・アルバムみたいなところがある。アルバム・オープナーの「サイン・オ・ザ・タイムズ」中盤でエレキ・ギターが鳴りはじめる瞬間のスリルといったら、いまでも背筋がゾクゾクするほどカッコイイが、個人的にはその次の「プレイ・イン・ザ・サンシャイン」での演奏がもっと好きだ。愉快で楽しいもんね。

1998年リリースのアルバム『クリスタル・ボール』にもギターが素晴らしいものがたくさんある。プレイリスト11曲目の「クルーシャル」の終盤部はその代表格。フェイド・アウトしなけりゃよかったのに。12曲目「シー・ゲイヴ・ハー・エンジェル」終盤部でドラムスの派手なフィル・インに続き出るギター・ソロは、音色もなにもかも号泣しているよね。マイテとのあいだにできた子供を亡くしたことを題材にした曲なんだそうだ。

プレイリスト14曲目「エヴァーラスティング・ナウ」。ライヴ盤『ワン・ナイツ・アローン...ライヴ!』のメイン・アクトの最終盤で、アンコールのピアノ・バラード・メドレー部になる前の本編ラスト・ナンバーであるこれ。これにおけるギター・ソロが!ラテンふうなんてもんじゃなく、カルロス・サンタナ真っ青の完璧ラテン・ギターだっ。これこそ生涯ナンバー・ワンだったんじゃないかなあ。少なくとも僕はこのラテン・ギター・ソロが、全プリンス・ギターでいちばん好き!!

だからこのプレイリストのクライマックスとしてそんな「エヴァーラスティング・ナウ」を置き、その後はアンコール部みたいにストレートな12小節定型のブルーズ・ナンバーを入れておいた。上でロックでこそギターは、と書いたけれど、ロックにおけるそんな要素はブルーズから引き継いだものなんだからね。

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