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2019/03/16

ドゥドゥ・タッサの『エル・ハジャール』で『ラテン・プレイボーイズ』を思い起こした

昨日、イスラエルのアラブ・ロッカー、ドゥドゥ・タッサ&ザ・クウェイティスの『エル・ハジャール』のことを書いたけど、これをまず一回目に聴いたとき最初に思ったのは、まるで『ラテン・プレイボーイズ』みたいだなということだった。アメリカ西海岸のチカーノ・ロック・バンド、ロス・ロボスの別働隊であるラテン・プレイボーイズの1994年第一作だ。実態はデイヴィッド・イダルゴ、ルイ・ペレス&ミッチェル・フルーム、チャド・ブレイクの四人。

『ラテン・プレイボーイズ』がどんなふうに創られた音楽なのかはさておいて、『エル・ハジャール』がそれに似ていると感じたのは、おおざっぱな聴感上の類似だけのことで、たとえばドラムス・サウンドとエレキ・ギター、エレベの音が、ミキシングを経てこんな感じに大きく聴こえて、なんだか強調されているなと思うっていう、そんなところが共通しているなと思っただけ。

『ラテン・プレイボーイズ』だと、たとえば1曲目の「Viva La Raza」なんかでも、イントロを経て本編に入ると、突然ドラム・セットとエレキ・ギターの音がかなり大きく強調されている。ドゥドゥ・タッサらの『エル・ハジャール』でも、たとえばナスリーン・カドリが歌う2曲目で、ヴォーカルに続き大きくそれらが聴こえるし、ドゥドゥみずから歌う3曲目なんかでもそうだ。このズンズン来るドラムスの音、それがいいなとぼくだったら思う。それは『ラテン・プレイボーイズ』でも同じだ。

「Viva La Raza」は、なんだか曲調もアラブ音楽ふうだと感じないでもないような…、そんな気がしないでもないような…、どうですか?そういえば、同じアルバムの5曲目「Manifold De Amour」ではコントラバスが使ってあるけれど、この曲もなんだか哀感調がアラブ歌謡ふう…、じゃなくてラテン音楽の切なさなんだけど、でもなんだかちょっとこれ、相通ずるものがありそうな…、そうでもないですか?

サウンドの全体的な触感も、ロー・ファイな技術を駆使した『ラテン・プレイボーイズ』と、特別そんなことはしていないだろう『エル・ハジャール』では似ていないはずなのに、なんだか共通する印象を持ってしまうのはぼくだけだろうか?ん〜、うまく言えないんだけど、どっちも音がザラついている。そんな触感がある。しかも隙間がよく空いている。そしてかなりナマナマしい肉体性を感じる。

ま、ドゥドゥ・タッサ&ザ・クウェイティスの『エル・ハジャール』で『ラテン・プレイボーイズ』を連想するのはぼくだけかもしれないけどね。音楽創りの姿勢や手法なんかは、まるで正反対のように思うし。

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