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2019/04/13

興奮のフィルモア 2 days 1968 〜 スライ

B3c06718https://open.spotify.com/album/53hdS0o6mAxAzAPeclha5i?si=NtHmvOe3S1yac9BIMwr1pg

 

スライ&ザ・ファミリー・ストーンの『ライヴ・アト・ザ・フィルモア・イースト、オクトーバー 4th & 5th、1968』(2015)。CD 四枚組だけど、一枚目(10/4、アーリー・ショウ)ではまだたいしたことはない。まだまだ盛り上がりかたがイマイチな感じがする。スライやバンド連中にとっても、また客席にとってもそうだったのではないか。

 

興奮がマックスに達するのは CD2(10/4、レイト・ショウ)の、それも後半に入ってからだ。8トラック目の「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」からかな。そこからは雪崩のような一気の勢いで思い切り振り切れる。「ミュージック・ラヴァー」だってとてもいい。最高度の興奮だ。また二枚目は幕開けが「マ・レイディ」なのもグッド。これもアッパーなあげあげダンス・ファンクだ。これだけでこのステージの楽しさは保証されたみたいなもの。

 

CD3、CD4とほぼ同様の展開が続く。曲で言えば「マ・レイディ」「ミュージック・ラヴァー」「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」、この三つに集約される1968年秋のアッパー・スライ。それを中心に10/5の二回のショウとも興奮できる演奏になっているよね。

 

特に CD3(10/5、アーリー・ショウ)の終盤なんか、その三曲がメドレーのノン・ストップ状態で流れてくるんだからこたえられない。最高度の興奮と快楽がここにある。1968年秋のライヴということでアルバム『スタンド!』はまだ。シングル「サンキュー」もまだで、でもすでにあんな路線はここに明確に聴きとることができるんだ。

 

『暴動』や、それに続く『フレッシュ』も人気で、評価だって高いけれども、個人的にはやっぱりこの1968/69年ごろの、西海岸サン・フランシスコで "Don't hate the black, don't hate the white" とくりかえし叫びながらユートピアを楽しそうに疾走していた、気分上々のスライたちがなんたって大好きだ。ぼくという人間のことを考えても、やっぱりこういった気分にこそ共感できるんだしね。

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