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2019/04/04

いきなりジャズ狂になったわけじゃない 〜 映画サウンドトラックの時代

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https://open.spotify.com/user/thebluebonnet/playlist/6f9tMg31JZFB5Oi6c3Ltbu?si=-cgtSmSMTgWQM9fpm1gGCw
(BGM はこのへんで)

 

ジャズキチになる前はテレビの歌番組に出てくる歌手たちに夢中だったといっても、この移行は飛躍がありすぎてなかなか理解していただけないかもしれない。自分でもそうなんで、そのころのことについて忘れていたのを思い出すと、このあいだに映画のサウンドトラック盤に夢中だった時期がはさまっていたのだ。それも本当に短期間。そう、一年もなかったくらいだったかも。

 

映画好きだった(と過去形で言わないといけないが)ぼくは、1970年代後半当時、松山市内にまだまだたくさんあった映画館で洋画・邦画ともよく観ていたのだが、観終わって映画館を出ると、いい映画だったと思ったばあいはその足でそのままレコード・ショップに立ち寄ってその作品のサウンドトラック盤を買う習慣があった。

 

どの映画を?ってなことはない。いいと思ったものはサントラ盤レコードを買っていた。なんたってぼくが夢中だったのは『007』シリーズ。どうしてジェイムズ・ボンド映画が好きになったのかはわかっている。ミステリー小説好きで、なかでもスパイものが大好物だったからだ。イアン・フレミング原作の小説の翻訳本をよく読んでいた。

 

それではじめて観たのが1977年の『私を愛したスパイ』だったから、ロジャー・ムーア時代だね。おもしろかった。それでレコードを買ったんだ。映画館で聴いた音楽も印象的だったし。帰宅してレコードを聴いて、こりゃあいいな!と思ったのだ。これ以前の映画007シリーズは、テレビ放映で観たり名画座に来るので観たりなど。ジェイムズ・ボンド映画はぜんぶおもしろいと思ったよ。

 

そうこうするうち、映画本編も音楽もショーン・コネリー時代のもののほうが楽しいと思うようになった。ショーン・コネリー時代の007映画シリーズのサントラ盤は、一作づつぜんぶ買ったのではなく、むろん買った作品もあったろうが、ベスト盤みたいなのが出ていたんだよ。それで代表曲をだいたい聴いた。

 

映画音楽の世界は権利関係がなかなかむずかしいらしく、ベスト盤編纂時もオリジナルではなく、そのとおりにソックリに他人が演奏しなおしたヴァージョンとかがよく収録されているのは当時から同じだったように記憶している。でもテレビや映画館で観て聴いた印象と差がなかったから、あれでよかったんだろう。違和感はなかった。

 

大事なことは、映画のサントラって大半がインストルメンタル・ミュージックでしょ。主題歌や挿入歌があるにせよ、だいたい楽器演奏が中心だ。ミュージカル映画みたいなのは別にしてね。ジャズ音楽にハマる下地がここにあった。それにねえ、007映画で使われているインスト音楽って、カ〜ッコイイんだよ〜。高校生のころからそう感じていたが、いま聴きかえしても同感。

 

007映画の音楽って、バックの管弦楽は西洋クラシック音楽のそれだけど、リズム・セクションはジャズやポップスのそれを使っている。それでインストルメンタル演奏をするわけだよ。だから、高校生のなかごろだったか、映画のサントラ盤レコードをどんどん聴いていた時期が、ぼくのジャズ狂時代への準備になっていたんだね。

 

それだけじゃない。007映画のショーン・コネリー時代は大半が1960年代で、主題歌はあの時代のヒット・ポップスに沿ったような創りになっている。そういうことは高校生のころまったくわかっていなかったが、あの時代のオールド・ポップスが好きになるぼくの趣味をも準備してくれていたんだね。シャーリー・バッシーとかダスティ・スプリングフィールドとか、歌ってたんだよねえ、007映画でさ。

 

音楽で情景をとらえたり想像したりくっつけたりするのがうまくなったのも、映画好き、サントラ好きだったこの青春時代の副産物かもしれないが、この話は今日のところ、関係なさそうだ。ともかく、山口百恵、沢田研二、ピンク・レディーなどなどが好きだった少年が、いきなりある日突然ジャズ愛好家に変貌したわけじゃなかったんだなあ。

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