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2019/05/13

エディ・トゥッサの『カセンベレ』はやっぱりいいなあ

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アンゴラのエディ・トゥッサ、2015年盤『カセンベレ』。このへんがモダン・センバの嚆矢、いや、完成形のひとつだったのか、なんともわからないぼくだけど、とにかくカッコイイ。それでいてとっつきやすく親しみやすいファミリアーな音楽だよねえ。すごくいいなあ。エディは決して声がいいとか歌がうまいとか、そういったひとじゃないんだけど、音楽に取り組む姿勢みたいなものがとてもいいね。

 

『カセンベレ』だと、たとえば2、3、4曲目はわりとトラディショナルというかむかしながらの、つまり1970年代っぽいセンバを下敷きにしているよね。エディ・トゥッサは、ドラム・セットを含むモダンな楽器もどんどん使うけれど、音楽の組み立てがこれらの曲ではわりとオールド・ファッションド。エレキ・ギターの使いかたとそれにからむ打楽器群とか、まさにセンバ・オールド・スクール。

 

それで、ここではっきり言っておくけれど、ぼくはそういった古っぽいセンバが大の好物なのだ。現代的な同時代センバよりも好き。この嗜好がどこらへんから来ているのかはわからないが、とにかく古いほうが聴いていて気持ちいい。都会的な夜の雰囲気を漂わせる洗練された現代センバより、土臭い旧世代センバのほうに共感しちゃう。

 

あれかもなあ、いまならさしづめモダンな R&B よりもジェイムズ・ブラウンみたいな古いファンクのほうが好きなんだといったのと似ていることなのかなあ?ちょっと違う?2010年代的現代ジャズもいいけれど、オールド・ファッションドな古典ジャズはもっといいじゃんみたいな?違うか?そういえば、ロックの世界ってむかしもいまもあんまり変わらないよねえ?これも違うのか?

 

エディ・トゥッサの『カセンベレ』は、センバ新世代にしては古い伝統的センバ曲やその音楽家たちに積極的にリスペクトを表明したような作品で、それもテーマのひとつになっているような創りで、なんにつけても伝統尊重派のぼくとしてはかなり高い好感度を持つところなのだ。

 

カリブ海音楽方面にも目配せできているし、もろズークみたいなのもあるかと思えば、ちょっぴり現代 R&B っぽいような、あるいはジャジーなような、サウンド・メイクも聴かれ、それでもアルバム全体ではあくまで陽光のもと土の上で楽しくダンスしているみたいな音楽で、エディ・トゥッサの『カセンベレ』、やっぱり大好きですね。

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