Brown-Eyed Beauty
ついこないだまで僕はコーヒーを淹れるのに、ペーパー・ドリップ(右)でやっていました。しかし Twitterでなかよくさせていただいているサム・クックきちがいお二人のうちのおひとかたに、三年くらい前かな?コーヒーはフレンチ・プレス(左)で淹れたらいちばん美味いですぞと教えていただいていました。
そのころ、僕はペーパー・ドリップ用のフィルターの買い置きが文字どおり山ほどあったので、フレンチ・プレスの器具を買うのも後まわし。
つい数日前にようやくフィルター・ペーパーがなくなりかけてきたので、フレンチ・プレスの器具を買いました。これで紅茶を淹れるのを、以前から見ることがあるので、マシンじたいは見慣れたものです。
数度、フレンチ・プレスでコーヒーを淹れて飲んでみたのですが、これが実に美味いです。紙でもネルでもドリップ方式との違いは、大きく言って四つ。
(1)抽出時間はフレンチ・プレスのほうがちょっとだけ長いか、いや、でもほぼ同じですかね。自宅でのコーヒーは暇なときにゆったりとした気分で淹れて飲むので無問題。急いですぐ淹れてすぐ飲みたい日常もありますが、使い分ければいいだけです。
(2)ドリップ方式では、コーヒー豆にある油分は濾過されずフィルター上に残ってしまいますが、だからその分さっぱりした飲み口のコーヒー液になるわけですが、フレンチ・プレス方式だと、液に油分もいっしょに溶け出すので、コクや旨味は一段とアップします。油分だけでなく、コーヒー豆の持ち味100%をすべて液に出せているように思います。だから下手にやると雑味まで出てしまいそう。淡白がいいか濃厚がいいかは、そのときどきの気分と体調で淹れ分けることにします。
(3)ただし、抽出したコーヒー液を飲むときに、フレンチ・プレス方式だと、コーヒー・パウダーの細かいもの(は、自宅のハンド・ミルだと、粗挽きにしてもまあまあ出ます)まで出てくるので、カップの底にそれが沈みます。したがって、カップに注いだ液体を最後までぜんぶ飲み切ることはできません。ターキッシュ・コーヒーにちょっとだけ似ていますね。
(4)淹れ終わったあとのコーヒー豆カスの処分は、ペーパー・ドリップ方式がいちばんラクチン。細かくなった豆までぜんぶ紙でくるまれているような状態になっていますから、それをポイっと捨てればいいだけです。フレンチ・プレスだと、豆カスがガラス器具の底に沈んでいるので、それも洗い流す必要があります。
これら四点のうち(3)と(4)は今後の研究課題ですね。どなたかお詳しいかた、こうやるといいよとご存知のかたがいらっしゃれば、ぜひ教えてください。
できあがりのコーヒー液の味は、フレンチ・プレスで淹れたほうがグンと美味いので、あとは現実的な手間との兼ね合いですね。また、ペーパー・ドリップの紙は一回使ったら終わりの消耗品で、僕のばあいどんどん淹れるのでどんどんなくなりますが、フレンチ・プレス方式だとそのコストがないのは助かります。
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