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2019/01/18

2018年も快進撃だったフェミ(1)〜 ややフェミニンなの?

(2)をいつ書くかはまだぜんぜんわかりません。

フェミ(・オルン)・ソーラーの快進撃が止まらない。昨2018年にも二枚の新作をリリース。いまぼくの自室にも、その『オン・ストリート』と『スウィートネス』がある。どっちもよかった。今日はナイジェリアで昨年五月のリリースだったらしい『オン・ストリート』のほうだけちょこちょこっとメモしておきたい。それにしてもナイジェリア盤 CD って、パッケージがどうしていつもこんな糊付け甘いんでしょうか?買えて聴けるんだから文句言えませんけれども。

『オン・ストリート』はわずか36分程度で、しかもぜんぶがひとつながりのワン・トラック。ジャケ裏には Tracks と題し五つの曲名が記されているが、これってメドレー形式ってことでもないような気が、ぼくが聴いてわかる範囲では、する。いちおう五曲メドレーってことなんだろうけど、なにもわかっていないぼくには36分間ぜんぶで「一曲」にしか聴こえないんですゴメンナサイ。

だってね、『オン・ストリート』では一度も曲調が変わらないままずっと最後まで続いている。快活で陽気に跳ねるような元気満々のグルーヴで貫かれているよね。それがね、聴いていると楽しいったら楽しいな。楽器編成は、複数ギター、ドラム・セット、複数トーキング・ドラム、各種パーカッション類といったあたりかな。バック・コーラス隊もいつものようにいる。

しかしいつものフェミの作品と異なっているのは、リード・ヴォーカルにゲストが迎えられていることだ。ジャケ表にフィーチャリング・イドウ・サンタナと書いてあるのがきっとそれだ。でもこのひと、だれなんだろう?エル・スール原田さんでもほぼなにもわからなかったと HP でお書きだから、まあ謎の人物なんですな、きっと。フェミとは声質も節まわしも違ってややガサついているので、二名の聴き分けは容易。

イドウは『オン・ストリート』の最初から最後までどんどん参加しているが、やはりそれでもあくまで主役はフェミだ。このやや甲高く軽やかなジュジュ声こそフェミの持ち味で、やさしさをもぼくは感じとっていて、そのやわらかな感触はフェミニンですらあると、ぼくだったら思う。ジュジュ・ミュージックの主役歌手に対しふさわしくない形容かもしれないが、そもそもキング・サニー・アデにだってぼくはこれを感じていた。

だから、ぼくにとってのジュジュ・ミュージックとは、この野太い、まあ野生的な、しかし、でありかつ細やかにすみずみにまで神経を配って組み立てられた洗練リズム・アンサンブルの上を、エレキ・ギターがヒュンヒュン飛んで、最上層に主役歌手のソフト・タッチな女性的ヴォーカルがふわっと乗っているという、そんなイメージというか、そんなところが魅力なんだよね。

ジュジュとかフジとか、ナイジェリアのこういった種類の音楽について、こんなことを言っている文章に出会ったことがないので、ぼくだけのおかしな印象かもしれない。でも個人的には間違いない実感なんだよね。すくなくともフェミのジュジュというか、ジャサは、フェミニンにやさしい。

もちろんパーカッシヴなリズム・アンサンブルの躍動感、隙のないサウンド・メイクが土台にあってこそだけどね。

2018年のフェミは二枚目の『スウィートネス』も最高だったし(こっちは Spotify にもあり)、今日書いた『オン・ストリート』も楽しくて、36分間ワン・トラックだしで、あっという間に聴き終えてもう一回!とリピートする快作だ。

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