ぼくはどう書き、どう推敲しているか
https://open.spotify.com/user/21qp3vk3o45zy3ulmo4rgpd3a/playlist/16CwqmoXgaQY1OQDgW1M72?si=FwARWQmvR0mQRXerbSdx1w
(BGM はこのへんで)
今日は特に音楽の話をせず、ふだんこのブログ用にどうやって文章を書いたり推敲したりしているか、ちょちょっと個人的にメモしておきたい。Apple 社製の各種機器をお使いのみなさんにはすこしの参考になるかもしれないし。
まず最初に書くときはスマホやタブレットではまだムリで、やっぱり Mac でテキスト・エディタに向かって物理的キーボードを叩いているんだけど、いったん完成したらそれを推敲するのは iPhone や iPad でのほうが細かなことに気付きやすいという面があって、そのほうが便利だと思うことも。どうやらぼくだけじゃないようで、ほかの複数のかたから同種のお話をうかがったことがある。
Mac でブログ記事執筆用にと使っているテキスト・エディタは Jedit Ω。各種の文字装飾が必要となる仕事用に使っているのが LightWayText。この二種のエディタは初登場がどっちも1995年。その後ヴァージョン・アップを重ね現在でも存続している現役選手で、ぼくはこの二本使いでずっと2019年まで来ている。ワープロ・ソフトなんていうものはいまだかつて使ったこともない。今日の話には Jedit Ωだね。
Jedit Ω は Mac 専用エディタで、それは Windows 版がないとかっていう意味じゃなくて、 iPad や iPhone で動く iOS 用のヴァージョンがないという話。これはちょっとした悩みなんだよね。それでも Mac でこれ以上使いやすいエディタはないので Jedit 系でずっと来ている。ところで、ブログに上げるぼくの音楽文章は、だいたいどれも一回性一方向性のインプロヴィゼイションなんだよね。最初に書くときはね。
それをアップロードする前に読みなおして加筆訂正したりなど推敲するわけだけど、音楽で言えば録音後の編集作業みたいなもんかな。ちょっとしたミスを修正したり音を足したり減らしたり微調整したりなど、みなさんなさるでしょ。SP 時代のあと、テープに録音するようになって以後はさ。ぼくも Jedit Ω で当該ファイルをもう一度、二度と開きなおし読みかえし、推敲していた(と過去形)。
ところが、モバイル・ディヴァイスを使うようになってやや様子が違ってきているんだよね。偶然の発見みたいなもんなんだけど、自分で書いてブログにアップロードした文章を iPhone で読んでいて、Mac だと気づかない細かな書きミスに iPhone(や iPad)だと鮮明に気づきやすいということがわかってきた。これはあれかなあ、画面サイズが小さいため、かえって発見しやすいということなのか?わからないが、間違いない事実だ。
これはブログにアップロード後にそれを読んで、ということだったのだが、それをアップロード前の推敲でやるようになったのが2018年10月に最初の iPad を買ってから。しかし問題がある。上でも書いたが常用必須の Jedit Ωに iOS ヴァージョンが存在しないってことだ。最近のメイジャー・アプリは macOS 用、iOS 用の両方ともリリースするのがふつうになってきているんだけど、Jedit 系は Mac アプリしかない。
だから iPhone や iPad でアクセスし書き終えてある文章を読み込んで(そう、テキスト・ファイルもローカル・ディスクにはいっさい置いていない、ぜんぶクラウド上にある)、それで読みかえして推敲などしようとすれば、違うアプリを使わざるをえないのだ。そのためのほぼ唯一の選択肢が LightWayText 開発者である山下道明さん作成の iText Pad。これは iOS 専用のテキスト・アプリだけど、同じ山下さんの Mac 用のエディタ iText のモバイル版みたいな位置付けなのだろう。
iPhone や iPadの、っていうかだいたいのばあい iPad でだけど iText Pad でクラウドにあるぼくのテキスト・ファイルにアクセスし読み込んで表示、それをじっくり読みかえしながら細かな書きミスを訂正したり表現をあたらめたりする。これがケアレス・ミスにいちばん気付きやすい最好適なやりかたなのだ、ぼくのばあいは。そうやって推敲したものを iText Pad で保存するとそのままクラウドにあるので、次に Mac の Jedit Ω でアクセスしたら同じ推敲済みの同ファイルが立ち上がる。
な〜んて便利なんだ!
最近は iPhone や iPad での文字入力も劇的に速度が向上しタップ・ミスもかなり減ってきた。いまだに QWERTY 配列のソフトウェア・キーボードでローマ字入力なんだけど、Mac の物理キーボードを叩く速度に近づきつつあるんだ。だからそのうち、iPad などでブログ用の文章を書きはじめるかもしれないよ。といっても iOS 上で動く高機能なテキスト・エディタがほとんどないのが難点だけどね。
« ジョアナの爽やかな想いあふれて | トップページ | カッコよさとなめらかさ 〜 マルモータ »
「書くということ」カテゴリの記事
- iPadでけっこう書いている(2023.08.17)
- 誹謗中傷コメントはやめましょう(2023.03.16)
- 土日は休みます(2023.03.06)
- スマホとソーシャル・メディアが日本語の表記を変えた(2022.10.29)
- 「やる気がなくてもやりはじめる」がやる気を出す唯一の方法(2022.10.08)
コメント