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2019/05/10

なごみのジェフ&マリア・マルダー

Fullsizeoutput_1e3a https://open.spotify.com/user/21qp3vk3o45zy3ulmo4rgpd3a/playlist/31jwVG73gbNIOcBLyRSuaF?si=4eXSUFpaTjaXTpkAqLUzWQ

 

去年だったか一昨年だったか、ジェフ&マリア・マルダーの二枚が CD リイシューされたとき Spotify でも聴けるようになって、二枚を一個にしたプレイリストをただなんとなく流しているといい感じ。気分いいね。なごみ、くつろぎ、そんな音楽だよなあ。決してむずかしくもとんがってもいない。やわらかくやさしい音楽。それがいい。

 

だから斬れ味の鋭さやガツンと来るものを音楽に求める向きには決して推薦できない『ポタリー・パイ』と『スウィート・ポテイトズ』だけど、音楽とはそんな楽しみばかりじゃない。二枚とも音域も狭く、高い音、低い音はあまりなくて中音域に全体がおさまっているのも気持ちいい。ちょうど SP 時代のポップ・ミュージックでも聴いているかのような気分にもなれる。

 

マリアが歌うボブ・ディランの「アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト」も親密な雰囲気で、しかもエロさはなく、ただリビングでふたりでゆっくりコーヒーでも飲みながら仲良くおしゃべりしましょ、とでもいった雰囲気。それがいいよ。ゆったりおだやかで、セクシーな過激さはなし。アグレッシヴさなんか微塵もない音楽だよねえ、二枚の全体が。

 

アリ・バローゾを歌ってもサン・ハウスを歌っても、アレンジもおだやかで中庸ななごやかムード。チャック・ベリーの「ハバーナ・ムーン」では、キューバというより中国音楽に寄っていっているみたいな、そんなサウンド展開だよねえ。それも室内楽的なこじんまりとした中国ふうポップ・ロックンロール。出だしのジェフの声で「お〜らっ」というのどかなのが聴こえただけで気分がなごむもんねえ。

 

特に夜遅くなってから、部屋の照明を落とし音量も下げてこれら二枚を流しているとくつろげて、あるいはお風呂の湯船にゆっくり30分くらいつかりながら聴いていてもちょうどいい。そんな音楽だよねえ、ジェフ&マリア・マルダーの二枚。こんなにのんびりのどかで、こころ安まる音楽もなかなかないよ。アルバムを通してショートショートの短編小説集を読んでいるかのような感触もあるしね。

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