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2019/05/04

いろんな状況で聴けるようにしておくと、いいことがある

3000https://open.spotify.com/album/1S3OMDT7dKcvU2ApYQP6Tp?si=7mqp4KpnSPirT2G-SG8Z4A

 

大のアンジェリーク・キジョー嫌いのぼく。嫌いというより、正確には苦手ってことなんだけど。ともあれ、あのみなぎりほとばしる満々のエネルギーがダメなんだ。女声でも男声でも、バリバリ硬質なハガネの声のほうがどっちかというと好きで来たんだからアンジェリークだって好きになりそうなもんなのに、不思議だ。なにか癇に障るところがあるんだろうなあ、あの声に。勇ましすぎて中折れしちゃうのかも。

 

そんなわけだから、前作『リメイン・イン・ライト』もダメだった。いまだに一度も聴きとおせていない。生理的に無理なんだ。トーキング・ヘッズのオリジナルは大の愛聴盤で、こんなに楽しく美しい音楽もなかなかないと思うのにねえ。2019年新作『セリア』はセリア・クルース・トリビュートだから…と気を取りなおして聴きはじめ、45秒で止めた。セリアも声の強い歌手だけど、根本的になにかが違うよねえ。

 

そんなダメなぼくだけど、でもいろんな状況で音楽を聴けるようにしておくと、というか実際なにも考えず一日中どこへ行っても聴いているんだけど、必然的に部屋のなかでオーディオ装置とスピーカーの前に座って、というばかりじゃなくなって、そうすると、意外といいことがあるんだな。シチュエイションを変えて聴くと、同じ音楽が違ってくる。

 

文字どおり一日中音楽を聴いていて、どこにでも携帯しているから、部屋のなかでお料理しながら、またトイレに入ったりお風呂のなかでとか、さまざまな状況で聴いているし、またお買い物や病院へでかけたりしても聴き、夜のウォーキングのおともにしたりもする。

 

アンジェリークの『セリア』のばあいは、自室のスピーカーでしっかり鳴らしたら45秒でイヤになって再生を止めたけれど、でも悪くないはずだからと思いなおして同じ日の夜のウォーキングでイヤフォンで聴いたんだ。アルバムの長さも36分間とちょうど手頃だしね。

 

するとこれが、おりょ、これいいじゃん、って思ったんだ。不思議なもんだ。同じ音楽だよ。同じアンジェリークのあの野太く厚かましい声だよ。それが夜のウォーキングの BGM としたらいい感じに聴こえてきたんだ。イヤフォンで聴いたから音圧・音量が低くて、そのおかげで声の厚かましさが減じてちょうどよくなったというだけかもしんないけどね。

 

まあ厚かましいというか声も、そしてブラスバンドを中心とする伴奏サウンドも、分厚い響きの音楽であるのは間違いない。ドラムスも、これたぶん、トニー・アレンでしょ、未確認だけど。だれが聴いてももはや疑いえないこのドラミング・スタイル。それらぜんぶがトータルでガ〜ン!と来るもんで、だから音圧上げて聴くと、ぼくのばあい、第一印象がよくなかっただけかも。

 

夜のウォーキング BGM でアンジェリークの『セリア』がいいんだっていうことに気が付いたら、今度は翌日以後部屋のオーディオ装置で音量と音圧・音量をガンと上げてしっかり聴いてもファースト・インプレッションみたいなことはなくなって、これ傑作じゃん!と思えているから、われながら不思議というか、いい加減な耳というか。

 

こういったこと、つまり同じ音楽でも再生装置や聴く環境・状況を変えれば違って聴こえるので新発見があったりする、ということを前々から実感・熟知しているから、だから今回、最初は45秒しか聴けなかったアンジェリークの『セリア』もそうかも?と思って試してみてビンゴだったということ。

 

さあ、今日は4月22日だけど、アンジェリークの『セリア』、CD はいつ届くんだろうなあ。

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