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2019/06/16

DVD『岩佐美咲コンサート2019』

81fjoavuv2l_sl1500_2019年1月26日に鶯谷の東京キネマ倶楽部で行われた岩佐美咲(わさみん)コンサートの模様が、つい先日 DVD や Blu-ray の映像作品になって発売されました。こないだ6月8日の大阪京橋や9日の箕面の現場では、ステージ上からわさみん本人が「二月にやったコンサートが」「二月、二月」となんどもくりかえすのでシバいたろかと…、もとい、訂正のツッコミを入れて差し上げようかとよっぽど思いましたが(わさみん現場ではどんどん声が飛びます)、思いとどまりました。

 

それはいいとして、五月末に発売された DVD『岩佐美咲コンサート2019〜世代を超えて受け継がれる音楽の力』をようやく観聴きすることができましたので、感想を記しておきます。まず、この作品、こんなに客席を写しているとは知りませんでした。みなさんもぼくも、あのかたもこのかたもぼくも、しっかり判別できるように出演しているではあ〜りませんか。ちょっとビックリしました。DVD がはじまったらまずイの一番に客席が映りますしね。こういう演出なんでしょう。

 

ともかく『岩佐美咲コンサート2019』。やはり今年の新曲「恋の終わり三軒茶屋」の傾向に合わせるような選曲、構成になっているなと感じます。同様のことを昨年の DVD 作品についても言いましたが、やはりそういったことなんでしょうね。昨年の「佐渡の鬼太鼓」が激烈なド演歌だったのに対し、「恋の終わり三軒茶屋」はライトな歌謡曲テイストなので、コンサート全体もそっちに傾いているのは間違いありません。

 

コンサートの幕開け1曲目がいきなり「佐渡の鬼太鼓」だったのには現場でもすこし驚きましたが、昨年の代表曲をいきなりもってきたのには、「恋の終わり三軒茶屋」(とその路線)への大きな変化と移行をスムースにするために、あえてトップに持ってきて、まあいわば距離を遠くしたという面があったんじゃないかと思います。次いでこれも濃いめ抒情演歌の「旅愁」(西崎みどり)ですから、コンサート幕開けはこういった路線で昨年来の情緒をふりかえってもらおうといった意図が見えますね。

 

MC をはさんでの3曲目が「能登半島」(石川さゆり)で、ここまでが濃厚演歌系。5曲目の「冬のリヴィエラ」(森進一)からガラリと雰囲気を変えてライト・ポップス路線に移り、新曲「恋の終わり三軒茶屋」の傾向に沿ったセット・リストが続きますので、そのあいだの4曲目「遣らずの雨」(川中美幸)はいわば緩衝材みたいなもんです。スムースにチェンジするための。

 

しかし緩衝材などと言いましたが、その「遣らずの雨」がとってもすばらしいんじゃないでしょうか。個人的実感ではこの『岩佐美咲コンサート2019』でのクライマックスというか白眉、出色の一曲がこの4曲目「遣らずの雨」です。川中美幸さんの歌ですが、曲想が濃厚演歌と軽歌謡との中間的なものだから、美咲にはこれ以上なくピッタリはまっています。ここでの美咲の歌唱表現も実に見事なもので、はっきり言って感動ものですね。声の色やツヤといいフレイジングといい、完璧ですよ。いやあ、美咲の「遣らずの雨」、すばらしすぎる。

 

続く「冬のリヴィエラ」からが本格的なライト・ポップス路線ですね。まさしく新曲「恋の終わり三軒茶屋」の傾向に合わせたセット・リストが続きます。カップリング曲になった四曲「恋の奴隷」(奥村チヨ)、「お久しぶりね」(小柳ルミ子)、「あなた」(小坂明子)、「別れの予感」(テレサ・テン)と、ここらはもう文句なしです。ぼくも歌唱イヴェントにどんどん出かけていますので、これら四曲における美咲の歌唱が進歩しているのを実感してはいます。それはコンサート終盤のアンコールで披露される「恋の終わり三軒茶屋」にしてもそうです。生現場で歌い込んで練り込まれ、いっそうよくなっていますよね。

 

ラウンド・コーナー(撮影可で美咲が客席をまわりながら歌う)でも、「飛んでイスタンブール」(庄野真代)は美咲の最新傾向や資質にぴったり似合っているなと思いますし、またラウンド・コーナー最後の「狙いうち」(山本リンダ)はうれしかったですね。なんたってリンダさんはぼくのはじめての女ですから。このことはいままでなんども書いているのでくわしくは省略します。

 

ところで、この話をいままでに美咲ファンのどなたからもうかがったことはないのですが、山本リンダさんやピンク・レディーさん(昨年のラウンド・コーナーで「UFO」を美咲はやった)のレパートリーは、歌手岩佐美咲の資質に実にピッタリ似合っているんじゃないでしょうか。ぼくはそうにらんでいるんですけどね。だから、実を言うと「どうにもとまらない」「狙いうち」「ペッパー警部」「UFO」あたりは、歌唱イヴェントでどんどん歌ってほしいし、CD にも収録したらいいのになと思うんです。間違いないはず。

 

その後、「ルージュの伝言」(荒井由実)、「元気を出して」(竹内まりや)などを経て、今年はここまで一曲しか歌っていなかったオリジナル楽曲セクションに入り、コンサートは終盤へと向かっていきます。アンコールのラストまでぜんぶが美咲のためのオリジナル・ナンバーで占められていますが、これは、一曲だけやや傾向の異なるド演歌の「佐渡の鬼太鼓」を切り離し、ほかの曲をまとめて終盤にもってくることで、歌い込んでいるおなじみ曲の数々で新しい岩佐美咲をアピールしたかったという、そんな意図があったとぼくには思えました。

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