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2019/07/05

わさみん、カヴァーズ

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01 越冬つばめ
02 北の螢
03 なみだの桟橋
04 石狩挽歌
05 風の盆恋歌
06 旅愁
07 つぐない
08 空港
09 別れの予感
10 ブルーライト・ヨコハマ
11 手紙
12 恋の奴隷
13 お久しぶりね
14 20歳のめぐり逢い
15 涙そうそう(アコースティック・バージョン)
16 なごり雪(アコースティック・バージョン)
17 糸 [Live]

 

わさみん(岩佐美咲ちゃん)が歌って CD 収録されているカヴァー曲を、ぼくの大のお気に入りのものだけ選んで並べてみました。いちおう、ある一定傾向に沿った曲順なんですけど、それはド演歌路線から徐々に移行してライトな歌謡曲、ポップスへ流れていくように、ということです。わさみんの資質を考えたら、その中間あたりで最も魅力的に聴こえるんじゃないでしょうか。

 

上のトラック・リストどおりにぼくは iTunes でプレイリストを作成し、それを CD-R にも焼いて楽しんでいます。そのまま iPhone にもインポート済みですので、出先や交通機関のなかでも、カフェやレストランのなかでも、どこででもいつでも聴き放題なんですね。いやあ、楽しい。

 

全17曲ですけど、激烈濃厚演歌は6曲目の「旅愁」までですよね。だから全体数からしたらあんがい少ないです。ってことは、わさみんの資質がここにも明確に表れていると考えられるんじゃないでしょうか。とはいえ、わさみんの歌う濃厚演歌だってなかなか魅力的ですよ。特に傑出していると感じるのが「風の盆恋歌」と「旅愁」の二曲です。「石狩挽歌」もそれに匹敵するすばらしさ。

 

それでも「越冬つばめ」で今日のセレクションをはじめているのは、このイントロ部のスティール弦アクースティック・ギターのアルペジオが大好きだからなんです。まさしくなにかの幕が開くのにふさわしいフィーリングがあるんじゃないでしょうか。それにくわえハイ・ハットしゃかでエレベぶんと来るあたりで、こりゃもうまさしく幕が上がる瞬間を目の当たりにするかのようですよ。いやあ、好きですね。

 

テレサ・テンさんの持ち歌だったものは、もとから抒情演歌と軽歌謡との中間的なフィーリングを持っていますし、実際テレサさんもそういった領域の歌手だったと思いますし、だから今日のこのわさみんカヴァーズ・セレクションでも真ん中あたりに持ってきて、演歌パートから歌謡曲パートへの移行をなめからにする役目を果たしてくれています。わさみんヴァージョンだって見事ですよね。「別れの予感」なんか、絶品じゃないでしょうか。J-POP フィールのある楽曲ですから、わさみんにピッタリです。

 

いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」を歌ったわさみんがかなりいいっていうのは、ぼくは最初のころからくりかえしているところ。このへんの軽いしっとりめなポップな歌謡曲はわさみん向きですよね。また、由紀さおりさんとは、歌手としての資質(歌声や歌いかたそのもので主張せず、歌の内容を素直に歌ってストレートに伝えてくれる)が共通していますし、またリズムもにぎやかで跳ねる感じだし、だからわさみんの「手紙」も実に見事です。

 

リズムが陽気で跳ねる楽しい(ラテン・)フィーリングというのは、実は今日のこのセレクション後半部の隠れテーマでもあります。「手紙」「恋の奴隷」「お久しぶりね」の三曲ですね。いやあ、本当に楽しい。歌唱イベントなどでもこれらを聴けば、本当に気分が浮き立ちます。CD ヴァージョンなら完成されていますしね。歌唱イベント現場での「お久しぶりね」では、歌詞の「もういちど、もういちど」部分でぼくらわさ民はパパンと手拍子を入れますよね。あれが(ラテン・)シンコペイションということなんです。

 

日本の歌謡曲や演歌のなかにもラテン・リズムやシンコペイションが鮮明に入り込んでいるのはもちろん間違いありません。もとをたどるとキューバ音楽がルーツなんですけど、日本の大衆歌謡のばあいは、ジョルジュ・ビゼーの「カルメン」が直接の先生だったかもしれません。このあたりは以前詳述しました。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-ffcb.html

 

セレクションの幕締めには、わさみんのアクースティック・ギター弾き語り三つを持ってきました。どれも見事ですが、特にラストの「糸」のこの表現は本当に舌を巻くすばらしさじゃないでしょうか。2017年5月のライヴ収録なんですけど、こういったわさみんをぼくはまだ生では未体験なんで、ぜひまた一度やっていただきたいと思います。秋LOVEライブ。 そのときは駆けつけますよ。

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