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2019/09/13

ザクザク気持ちいいジュニオール・フェレイラのアコーディオン

1007850176

https://open.spotify.com/album/4dmztbYKuEFHMC4Q5eCDJM?si=TZWW9lpoT9qpb1q6z8BQew

 

bunboni さんに教わりました。
https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2019-07-20

 

ブラジルはバイーア州出身らしい新人アコーディオン奏者、ジュニオール・フェレイラ。そのデビュー・アルバム『カーザ・ジ・フェレイラ』(2018)は、個人的にショーロ作品だと感じます。バイーア人らしいリズムの快活さ、多彩さも目立つ愉快な『カーザ・ジ・フェレイラ』で、本人は歌ってもいますが、そっちのほうはぼくはイマイチ。やっぱりアコーディオンの腕前の確かさにうなりますね。

 

だからアルバム『カーザ・ジ・フェレイラ』でも2曲目の出だしからオオッ〜ってなるんですね。リズムはいかにもバイーアふう。ドラマーのリム・ショットも効いていますが、その上にばば〜っとアコーディオンのサウンドが小気味よく乗ってきたらも〜う快感ですね。途中のエレキ・ギターふくめ、アド・リブ・ソロも歌心満点で、それはやっぱりショーロのそれ由来だなと思わせるのも好感度大。

 

4曲目、5曲目、7曲目、8曲目、11曲目、12曲目と、ほ〜んとリズムのおもしろい曲が多く、カヴァー・ソングもありますけど、ジュニオールの自作だといかにもやっぱりバイーア出身だけあるなというリズム感覚です。しかもその上に自身の軽快な小気味いいアコーディオンが乗ると、心地良いのひとことです。さわやかで、サッパリしていて、ほ〜んと軽やかで気持ちいい!

 

しんみりしたバラード系みたいなのも聴きもので、特に6曲目「Jorge do Fusa」、そしてなんといっても10曲目「Mais Que Bem Querer」は特筆すべきいい出来です。後者なんか、伴奏はいっさいなしのアコーディオン一台だけでの弾き語りなんですもんね。いちおうゲスト・ヴォーカリストがいますけど、ここまでできるジュニオールのアコと歌(もここではグッド)に感心します。ガロートの書いた前者でも、冒頭の無伴奏ソロ部なんか思わずグッと引き込まれるすばらしさ。

 

アルバム最大の聴きもの、白眉は、ぼく的にはラスト12曲目の「Assovio de Cobra」ですね。高速ナンバーなんですけど(フレーヴォ)、アルバム中これでだけホーン・アンサンブルが起用されています。ビッグ・バンドふうにも響くその管楽器のサウンドがこれまた歯切れよく、ジュニオールの弾くアコーディオンとからむと、なんともいえないさわやかみがありますね。サックスやトロンボーンのソロなんかもありますが、やっぱりその後のジュニオールのアコ・ソロのテクニシャンぶり、それなのにそうと感じさせないさわやかな軽快さにゾッコン参っちゃいました。

 

(written 2019.8.16)

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