« ライヴ・ダンス・バンドとしてのタミクレスト | トップページ | ニュー・ソウルへのサザン・ソウル側からの回答 〜 1972年のアル・グリーン »

2019/10/05

いまどきの必殺スウィート・ソウルふたつ

71blnqmfel_ss500_ A1o6aj4hfl_ss500_

https://open.spotify.com/album/07PqTotv8diLUNtKwYFrxd?si=0OuE9kGdT8ysdvtgWiNk1g

https://open.spotify.com/album/5qgjDKdzAt2fTNdOgx0qmK?si=3I-ZyXTNS6S-lzhmN6R1WQ

 

今日の文章は、萩原健太さんのブログの複数の記事にインスパイアされて書きました。
https://kenta45rpm.com

 

さてさて、ソウル〜いまどき R&B 素人のぼくですが、どなたか紹介してくださるかたがいらしてぼくの気分も向けば、こういったいまどきの R&B バラードを聴くこともあります。ふたつといっても一個のほうはまだアルバムになってなくて、一曲だけ先行発売みたいになっているだけなんですけど、それも極上なんですね。

 

まずは、デビュー・アルバム『トゥ・マイセルフ』(2019.8.22)をリリースしたベイビー・ローズのほう。アトランタ生まれのレイディ・ソウル・シンガーなんですが、この声!この声をもって生まれてきた、この声で歌えるということだけで、もう勝負が決まっちゃっているような、そんな天性の素材ですよねえ。まるでニーナ・シモンみたいじゃないですか。

 

曲づくりにも参加しているみたいなんですが、もうこのベイビー・ローズのヴォーカルを聴いているだけでじゅうぶんいい気分です。サウンド・メイクや、またヴォーカル・スタイルは、若干古風というか伝統的なソウル・ミュージックのそれを継承しているかなとも思わせつつ、この暗く沈み込むようなダウナーでブルーなノリは、いかにも2010年代末の R&B 仕様じゃないですか。

 

4曲目「プレッシャー」なんか、だれがこのリズムを考えたのか、ちょっと奇妙な変拍子(5+6)を使ってあって、オッ!と耳を惹きますし、しかし主役歌手の歌はまったくよどみないですよね。ドラムス・サウンドいっさい抜きで、エレピとオルガンだけの伴奏で歌うシグネチャー・ソングの6「オール・トゥ・マイセルフ」もとっても切なくてグッド。サウンド・メイクの成功でもありますね。だれがアレンジャーなんだろう?

 

それが終わったら次の7曲目「イン・ユア・アームズ」でやはりドラム・マシンが鳴るのも気持ちいい。アルバムの曲はどれも恋愛関係を扱った歌(失恋)ですけど、歌詞の内容はともかく、サウンドやリズムやヴォーカルに、このベイビー・ローズならではのスウィートさ、メロウさがあって、暗いブルージーさとうまく混じりあっています。まあ全体的には陰鬱なんですけど、それも時代の空気です。

 

もう一個。上で貼った二番目のリンクのドゥラン・ジョーンズ&ジ・インディケイションズの「クルージン・トゥ・ザ・パーク」(2019..8.28)。この一曲しかいまはまだリリースされていないんですけど、アルバムが発売予定ということなんですかね。これは先行シングル?たぶんそうだと思うんですけどね、どうです、この必殺スウィート・ソウル。むかしのことばでいう甘茶ソウル・バラードですね。

 

いやあ、この曲、最高じゃないですか。こっちもぼくはいままで知らなかった連中なんですけど、この一曲だけですっかりファンになっちゃいました。いまどきこんな古風な甘茶なスウィート・ソウル・バラードを聴かせてくれるなんて、考えてもみませんでした。来たる(であろう)アルバムが楽しみですね。

 

(written 2019.9.12)

« ライヴ・ダンス・バンドとしてのタミクレスト | トップページ | ニュー・ソウルへのサザン・ソウル側からの回答 〜 1972年のアル・グリーン »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ライヴ・ダンス・バンドとしてのタミクレスト | トップページ | ニュー・ソウルへのサザン・ソウル側からの回答 〜 1972年のアル・グリーン »

フォト
2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ