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2019/11/03

アシュリー・ヘンリーが心地いい

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https://open.spotify.com/album/0vgHCgQXFyO6z7OCZKSu52?si=aMrJ7e_CTDyat2OUteaaBA

 

bunboni さんに教えていただきました。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2019-09-28

 

どうしてだかなんどもくりかえし聴いてしまう『ビューティフル・ヴァイナル・ハンター』(2019)。ロンドンのジャズ・ピアニスト、アシュリー・ヘンリーのデビュー・アルバムです。これが第一作目かと思うと、おそろしい完成度ですね。なんども聴いてしまうのは気持ちいいからだと思うんですけど、ぼくの感じているこの気持ちよさの原因がこの音楽のどこにあるのか、それはまだちょっとよくわからないです。

 

いちおうジャズ音楽作品には違いありませんが、ネオ・ソウル、今様 R&B、ヒップ・ホップなどを自在に横断してみせているところも好感度高し。ピアノを弾くタッチは端正で古典的ですけど、音楽的には冒険的、野心的ですね。しかしできあがった音楽はそれを感じさせないスムースさで、すーっと聴くがわのなかに入り込んでくる心地よい肌ざわりがあるのがこのアルバムの大きな特長です。

 

おかげで約一時間、聴いていて引っかかったりすることもなく、そのままスッと時間が経っていくのを感じます。ぼくが個人的に特に好きなのはヴォーカル曲や管楽器をフィーチャーしたのではないピアノ・トリオ中心の演奏で、たとえば6曲目「クレインズ(イン・ザ・スカイ)」とか11「プレッシャー」とかで聴かせるパッションですね。パッションはドラマーの演奏にも強く感じます。

 

熱く燃えあがるような激情的なジャズ・ピアノ・トリオ演奏なんですけど、でもどこか完璧にはのめり込んでいないような、一歩引いて演奏者自身が自己を外側から客観視しているような、そんなクールさも感じられ、つまり適度に抑制が効いているあたりも心地よさの原因になっているかもしれません。そんなクールネスはヴォーカル・ナンバーだといっそう際立っていますけどね。

 

とにかくこのビート感が気持ちいい、聴いていて心地よく、スムースにぼくのなかにすべりこんでくるような音楽であるアシュリー・ヘンリーの『ビューティフル・ヴァイナル・ハンター』、もうすでにヘヴィ・ローテイション盤になっていますし、今年はこれからもくりかえし聴くと思います。と〜にかく聴いていてなめらかで快感なんですよ、このサウンドの質感とビートが。

 

(written 2019.10.7)

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