倦怠期ブログ Black Beauty?
2015年9月3日にはじめてからの数年間はこのブログの記事用の文章を書くときに、書きながらハイになって脳が興奮状態で、どんどん書きまくっていたぼくも、最近、いつごろからかな、今年の夏くらいからかな、(よく言えば)落ち着いてきて(わるく言えば)気分が萎え気味で、文章を書き終えても、なんらの達成感、到達感もありません。
これはこんなもんなんでしょうか?こんなにどんどん文章を書きまくる数年間というのは人生初で、だからよくわかっていないんですけど、音楽関係の文章を書いて自分で楽しいとかおもしろいとかいうような感覚がやや失せ気味になってきているような気がします、ここ数ヶ月間は。はじめの三年ほどあんなに充実していたのが、まるでちょっとウソのような感じに、いまなってきているんですね。
それでも取り組めばいちおうなにがしか書き上がりますし、内容的にちょっと落ちたかな?と思わないでもないですけど、それでも以前とそんなに大きくは変わらない一定水準は保持できているかなという気がします。しかし夢中でキーボードを叩いていたあの感覚はもはやなく、ある種醒めているというか、のめり込みが弱くはなっているんですけれども。
あと、執筆時間が短くなっています。それと並行するように文章も短めになってきていますよね。以前は一個の記事を書くのに一時間半くらいかかっていましたが、いまは約30分ですね。文章が短めになっていることも一因ですが、なんだか熱心に取り組めないのでもうこのへんでいいや、と思って終わらせてしまうことが多いんですね。
短めといいましても、以前のぼくに比べてということですから、みなさんのブログを拝見しているとぼくの文章はまだまだ長いようです。書きはじめれば一定の長さを書かずには終われないという、一種のこう(無意識の)強迫観念みたいなものがぼくのなかにあるかもしれないですね。もうちょっと気を楽に持って、もっとドラスティックにグッと短い文章でもいいんだぞ、と自分に言い聞かせたいところです。ホントもっと短くてもいいんですよねえ?
音楽を聴いての感動、興奮、感銘は変わらずなんですけど、そこからブログ用に文章を書く際に、もはや熱意がない、ってことはないけれどやや冷めているだとか、書きながら(特に書きはじめで)ちょっと気分が萎えてしまうこともあるだとか、それでも柳美里さんのおっしゃる「ダメだと思ってもあきらめずに書き続け」るのがコツだということばを支えになんとかやっていますけど(途中から気分が乗ってくることも多いし)、こんなこと書いてもなぁという気分に襲われることだってしばしばです、最近は。
しかしですね、過去のぼくのブログ記事をたまに読みなおしますと、まさに「こんなこと書いてもなぁ」といったようなことが満載で(苦笑)、よくこれで書いていてイヤにならなかったもんだ、恥ずかしくなかったのかと思いますが、若かったというか青かったというか、なにもわかっていなかったんでしょうね。そう考えれば、いまはちょうど成長途上、そのさなかだというような、そんな一種のプラトー状態にあるんでしょうか?
(written 2019.11.29)
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