とあるジャズ・ファンク・ライヴ(夢)
現実に存在しない音楽の話をときたましますけど、今日もまた今朝方の夢のなかに出てきた音楽のことを書いておきます。そうせずにはおれないほど鮮烈な内容でした。それはなにかのライヴ盤で、夢のなかでぼくはその CD ジャケットを眺めながらそれをかけて、すさまじい内容に感動しきりだったんですね。その夢の音楽は、なにかソウル・ジャズ〜ジャズ・ファンクっぽいライヴでした。
編成はたぶんトランペットとテナー・サックス入りのクインテット。ストレート・ジャズとジャズ・ファンクの中間のような内容だったと思いますから、たとえばリー・モーガンの『ライヴ・アット・ザ・ライトハウス』(のラストの「ザ・サイドワインダー」とか)みたいな、そんな演奏でした。とにかくトランペットとサックスのソロが長尺で、しかもめっちゃ熱く盛り上がり、さらに(特にサックスのほうかな)トグロを巻くようにまがまがしいソロだったんですね。
https://open.spotify.com/track/7lA14iZss8k35hAllPl3LK?si=ATu5zDmiRWSWgkGuwI5x7A
その夢で見た音楽はこの世のものではありませんから、いまぼくはとりあえずリー・モーガンの『ライヴ・アット・ザ・ライトハウス』を聴きながらこれを書いているんですけど、これのサックスはベニー・モウピンですね。でもぼくが見た夢のなかのサックス奏者は、たぶんローランド・カークが演奏するような、そんな内容に近いものだったように思います。
夢に出てきた CD ジャケットがこりゃまた印象的だったんですが、こまかいことはもう忘れてしまいました。まるでジャズ喫茶がそうするように、ぼくもそのジャケットを掲げて眺めながら聴いていたんですね。1970年代にはあんな音楽がジャズのなかにたくさんあったなと思うんですけど、ホントどうして今朝の夢にあんなファンキーで熱い演奏が出てきたんでしょう?
それどほまでにぼくはあんなふうなジャズ・ファンクのライヴが好きなんでしょうか?夢のなかでは特にサックスですね、延々とまるでジョン・コルトレインがライヴ演奏でそうだったように長尺の激しいソロを吹きまくり、しかしフリー・ジャズではなくリズムはファンキーでタイトでした。ジャズ・ロックにも近いようなそんなビートに乗って、そのサックス奏者がすばらしくファンキーなソロをくりひろげるのを、ぼくは興奮しながら聴いていたんですね。
とにかく目の覚めるような(といっても寝ていたんですけど)音楽で、夢のなかではぼくだけでなくその場で耳にしたみんなが(ということはぼくはどこにいた?)「このすごいのはなんだ?!」といった顔でジャケットを見つめたり手にとったりしていたんですね。あんなにも激しく熱いソロ演奏を聴かせるジャズ・ファンクのライヴ盤って、この世に現実に存在するのでしょうか?一度聴いてみたいという(コルトレインがやるようなものを)強い願望が夢となって出現したんでしょうか?
(written 2019.11.26)
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