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2020/01/05

ネオ・ソウル・ミュージック

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https://open.spotify.com/playlist/78RRvktrPMSqAoCI21mNOe?si=DAcdNu_HSnKU2ZVUfnK-uA

 

これも Spotify プレイリストなんですけど ”Neo Soul Music”。どういうわけか最近よく聴いているんですね。ぼくはソウル〜R&B 音痴なんで、ネオ・ソウルという言いかたがあるというのはずいぶん前から知ってはいたものの、どんな音楽がそこに当てはまるのかはぜんぜんわかっていなかったんです。でもちょっと前に意識する小さなきっかけがあって、それでネットで調べたりしてもイマイチだから、とりあえず聴いてみるのが早いだろうと Spotify で検索したらこのプレイリストが出てきました。

 

それで、ネオ・ソウルというものがなんなのか、やはりいまだよくわかってないんですけど、ディアンジェロの『ブラウン・シュガー』が1995年のリリースですよね。プレイリスト『ネオ・ソウル・ミュージック』(これは私家製)をダラダラ流していて、感じる共通の音楽性のルーツを、ジャンル名のことはわからないまま、いままでに聴いてきた既知のアルバムのなかでさがすと『ブラウン・シュガー』あたりになるんじゃないかと。

 

ネットで解説記事を読むと、その1995年時点ではまだネオ・ソウルの呼称はなかったみたいですね。いつの時代でもどんなジャンルでもそうですけど、具体的な音楽作品が出はじめてひとつの潮流になりかけたころに名称ってつけられるわけなんで、この事実は納得です。具体的には1996年にキダー・マッセンバーグが考案したのが "Neo Soul" という名前なんですってね。

 

ネオ・ソウルといわれてぼくなんかが真っ先に連想するのはニュー・ソウルです。ネオはニューの意ですから、事実上同じ意味のことば。命名者だって意識したはず。実際、プレイリスト『ネオ・ソウル・ミュージック』を聴いてみると、1970年代ニュー・ソウルからの流れは間違いなく聴きとれるように思うんですね。あの時代のマーヴィン・ゲイ、ダニー・ハサウェイ、カーティス・メイフィールド、スティーヴィ・ワンダーらのつくりだしていたあのサウンドがネオ・ソウルにもありますよね。

 

特にぼくがネオ・ソウルに感じるのはカーティス・メイフィールドの遺伝子ですかね。あのやわらかいフワッとしたサウンド・テクスチャーの手ごたえ、肌ざわりなどが1990年代後半〜末〜21世紀に蘇ったかのような、そういったものが聴きとれます。歌手たちの歌いかた、ヴォーカル・スタイルだってソフトで、カーティスのあんな感じによく似ているじゃないですか。

 

また、ネオ・ソウルにヒップ・ホップの影響があることは疑えないと思いますが、ジャズから流れ込んでいるものもかなりありそうですよね。この点でも1970年代ニュー・ソウルにもジャズの流入はあったので、やはり共通するところでしょうか。流れ込んでいるジャズの世代が異なっているのはいうまでもないんですけどね。ネオ・ソウルだと特に楽器ソロ、特にギター・ソロなんかになると俄然ジャジーになりますよね。

 

あ、そういえばディアンジェロはジャズ・ミュージシャンやジャズ畑出身の演奏家をよく起用しているんでした。プログラミングより演奏行為重視というか。彼が起用しているジャズ演奏家自身もジャズだけじゃなくコンテンポラリー R&B との境界線とまたいでいたりしていて。そんなわけで1995年のディアンジェロあたりからはじまって、その後、たとえばエリカ・バドゥ、マックスウェル、エリック・ベネイとか、そういった流れを<ネオ・ソウル>っていうんでしょうか。ローリン・ヒルとかミシェル・ンデゲオチェロとかも(ぼくのいままで聴いている範囲では)ふくめるんですかね。

 

いずれにしても、ここ一ヶ月ほどかな、プレイリスト『ネオ・ソウル・ミュージック』を流していて、とても心地いいっていうのはたしかです。ぼくの好きな音楽がここにはあります。いままでじゅうぶん聴いてきたものだと言えるんですけど、これをネオ・ソウルと呼ぶということは意識したことがありませんでした。このプレイリストにはマーカス・ミラーとかロバート・グラスパーみたいな(一般的には)ジャズの枠内で把握されるひとたちもふくまれているんですよね。ジャミロクワイもいるし、マイルズ・デイヴィスとヴァーチャル共演したレディシの曲もあります。

 

(written 2019.12.25)

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