オタクの金の使いみちは、交通費と宿泊費だ 〜 わさみん篇
https://www.youtube.com/watch?v=P6-6BiRmjqo
という投稿がちょっと前に Twitter 見ていてどなたかのリツイートでまわってきて、まさしくそのとおりと激しくうなずきました。ぼくのばあいは歌手であるわさみんこと岩佐美咲ちゃんのファンですからその話になりますけど、まったくもって交通費と宿泊費、つまりひとことにして旅費がかさんでどうしようもないんですね。今年はちょっと我慢して倹約しなくちゃねえ。それになんだか今年のわさみんはいまのところ関東ばかりでイベントやっていますしねえ。
ともかく現場で CD やグッズをどんどん買うとかいう以上に旅費がかさむわけです。これはひとえにぼくが地方在住だからですね。首都圏にお住まいで首都圏のイベントにどんどん行っていらっしゃるわさ民(美咲ファンのこと)さんであれば、自宅から行けて電車賃だけということで、そんなたいした出費にはならないんじゃないかという気もします。その分 CD 買えていいなあ〜って思いますよ。
ぼくは愛媛県のなかでもさらに田舎である大洲市在住ですから、どこへ出かけていくにもまず松山まで行かなくてはなりません。そこから関西方面だとまず岡山まで特急で一本。岡山で新幹線に乗り換えて新大阪まで、といった感じです。帰りはその逆を。若干安い往復割で切符買っても総額で二万円近い金額が必要なんですね。首都圏エリアだと飛行機以外の選択肢は事実上ありません。たいへんなことですよ。
その上最低でもイベント現地に一泊はしないといけません。ぼくはたいてい前乗り(イベント前日に到着して一泊すること)しますし、イベントが二日連続であれば(わさみんは土日の二日間イベントやることが多い)もう一泊、二泊しないといけないでしょう、これでホテル代が総額で数万円かかります。たいへんなことですよ。
その上食事代だっていりますよ。グルメだとは自覚していませんが、それでもそこそこいい食事をしているぼく。お店で夕食を食べれば一回これも数千円近くかかるばあいが多いんですね。以前2019年6月、箕面温泉スパーガーデンでのわさみんコンサートの帰り、大阪は心斎橋の神戸牛 A5ランク専門店でステーキを食べたときは、いいものを選んでしまったということもあって、食事代はなんと三万円越え。
そういえば、もっと前2019年の2月、東京は浅草の老舗演歌店ヨーロー堂でのわさみん歌唱イベントの際にはですね、その前に浅草今半でしゃぶしゃぶを食べました。このときも一皿100g一万円の最高級霜降り牛を三皿食べて、やはりお会計の際に三万円越えを支払うことになったんです。なんだかいいものばかり食べていますねえ、う〜ん、いやホント、グルメではないと思うんですけれども。たいへんなことですよ。
わさみん歌唱イベントの楽しさは、あくまでぼくにとっては、わさみん本人に会って歌を聴き握手しておしゃべりするなどのこともさることながら、往復の交通機関で音楽を聴きながら車窓から眺める風景だとか、食べるごはんのおいしさ美しさだとか、宿泊するそこそこ悪くないホテルでのくつろぎと楽しさだとか、そういったこと諸々が総合的にあいまってできあがっているわけなんですよ。
それら全体ひっくるめてぼくにとってのわさみん遠征の楽しさを形成しているわけなんで、だからホントお金かかっちゃいますね。地方在住じゃなくオタクでもないみなさんは、現場でどんどんグッズや CD を買うから出費がかさむんだろうと想像なさっていそうな気がしないでもないですが、そうじゃありません。いちばんは旅費(交通費+宿泊費+食事代)なんです。それが地方在住オタクのお金のいちばんの使いみちなんです。
さあ、次に行けるわさみんイベントはいつになるんでしょう?今2020年はまだ一度も参加していないですからねえ。首都圏エリアばかりでやっているんじゃあ行けないですよ、わさみん&運営サイドのみなさん。どうかお願いします、もっと西へも来てください。
(written 2020.1.19)
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