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2020/04/25

コロナ時代のポピュラー・ミュージック

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(5 min read)

 

https://www.youtube.com/watch?v=LNNPNweSbp8

 

とうとう寝入りばなに「こーゔぃっど・ないんてぃーん、こーゔぃっど・ないんてぃーん、、、」というフレーズが頭のなかでぐるぐる回転して寝つけない、熟睡できないという事態をこの能天気なぼくでも招いてしまっていますが、どうなんですかね、このコロナウィルス感染症の拡大と、それに悪戦苦闘する人間たち。

 

もちろん大衆音楽の世界も大打撃をこうむっています。ポピュラー・ミュージック界はじまって以来の大ピンチなんじゃないかと思うんですよね。この世界の成立はたぶん19世紀末ごろとみていいでしょうけど、その後これほどの大規模感染症流行があったか?というと、いわゆるスペイン風邪の流行が1918〜20年、たぶんこれだけですよね。音楽産業が大規模化して以後と考えるなら、やはり2020年のコロナウィルス感染症流行が史上初の危機的事態です。

 

もちろんポピュラー・ミュージックの世界はレコードや CD や配信やといった二次メディアで成り立っているものなんで、そこの部分は感染症の流行でもさほど大きな影響を受けないのかもしれません。っていうかもうこんな事態におちいって、せめてそこだけは正常に機能してくれていないと、気持ちが持ちませんよねえ。ライヴ・イベントやコンサートなどは壊滅状態ですから。

 

あ、CD やらのメディア販売は正常どおりに機能している、と書きましたが、これもしかしなかなか厳しいというか、見方によってはやはり今回大きな危機に瀕しているんだという気もします。と言いますのは、お店がどんどん休業しているでしょう、なかには廃業してしまうレコード(CD)ショップだってあるんじゃないですか。

 

そりゃそうですよね、お客さんが来ないんですから。だれも買ってくれなかったら、通販でも売り上げが見込めるお店以外は閉めるしかないのかもしれません、路面店はですね。するとその巻き添えを食って通販事業までやめなくちゃなんない、というようなことがあるかもしれませんし。日本のというより特に海外の CD ショップで閉店傾向が出てきているような気がします。

 

いままでに買って持っている CD を部屋のなかでどんどん聴いて時をすごすしかないんだなと、だから思います。いちおう日本盤であれば新発売の CD だって買えない届かないっていうことにはまだなっていませんからちょっとマシかもですが、輸入盤は日本国内での販売量がかなり減ってきているなという実感があります。海外からの出荷制限措置がコロナ以後とられていますから、ショップに入荷しないんでしょう。

 

ですから Spotify などのストリーミング・サービスその他ネット配信を活用するひとがもっと増えるのでは。

 

さて、今後新曲だの新作アルバムだのを制作できる、それが再開できるのがいつになるのか、現時点でまったく見通しが立たないのも大きな打撃です。音楽作品を制作するには、曲を書くひと、演奏するひと、歌うひと、録音製作陣などなど、人間が集まらなくちゃできないわけですけれども、それをいまは避けなければならないという情勢ですからね。

 

バンドでもセッション・ミュージシャンでもオーケストラでも、一堂に会してのレコーディングということがいまはできませんので、こういうときに力を発揮するのがリモート・ワークとか独り密室作業タイプとかですよね。それもしかしスキルを持った一部の音楽家、音楽関係者に限定されるのかもしれませんけど。ある程度は感染覚悟で(少人数で)集まってやるしかない部分だってあるのかも。それで制作したのをベースに持ち回りで音を重ねるとか。

 

また、ライヴ・イベントやコンサートなどがいっさいできない、機会がゼロになってしまっているというのも全世界で言える真実でしょう。今回のコロナ感染症が終息するまで、一部の専門家の見方では最低でも一年以上はかかるということで、最短でも半年とか長ければ二年とか、そんなことで、興業をとりおこなうシステムが経済的にたえられずつぶれてしまうのではないか?という危機感もあります。

 

個人的にはいつも自室のなかのオーディオ装置から音楽をばんばん鳴らして楽しむっていうのが音楽生活の、っていうより人生の、メインなんで、だから表面的には大きな混乱は生じていないんですけれども、毎日接する音楽業界関連のニュースでだいぶ心が痛んできているのも事実です。たまのチャンスでおでかけしてっていうのも絶えてないわけで。

 

※ 今日のカヴァー・フォトは、こないだの配信イベント「One World: Together At Home」に出演した際のローリング・ストーンズのライヴの模様。ストーンズの四人はそれぞれ離れた場所から映像をつなぎ、リモート・ワークによるバンド演奏で、「無情の世界」を届けてくれました。

 

※※ そして上の YouTubeリンクは、2020年4月24日早朝(日本時間)にリリースされた、やはりストーンズの新曲で、タイトルも「Living In A Ghost Town」!大阪も出てきます(なぜかストーンズ公式は「Kyoto」と言っているけど)。曲は一年前にできていたものだそうですが、いかにもコロナ時代の歌ですね。最終的にはやはりリモート・ワークで完成させたみたいです。

 

(written 2020.4.24)

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