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2020/04/21

スティーヴィの効用

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(3 min read)

 

https://open.spotify.com/playlist/3dHNsT4RfTLhkbfu1FjbsR?si=w1D_tUXFSqG_7uSUsbMIag

 

上のリンクはスティーヴィ・ワンダーの四作品『トーキング・ブック』(1972)『インナーヴィジョンズ』(73)『フルフィリングネス・ファースト・フィナーレ』(74)『ソングズ・イン・ザ・キー・オヴ・ライフ』(76)を一個のプレイリストにしたものです。これらでスティーヴィのグレイト4っていうかひとつの大きな組曲を形成していると考えることができるんじゃないでしょうか。

 

このプレイリストにはぼくなりの効用があります。それはつらいとき、苦しくしんどいとき、気分が沈んでいるとき聴くのにもってこいだということなんですね。そんなフィーリングのことがときどきあるんですけど、それでも朝や昼間はなにを聴こうか?と戸惑ったり困ったりすることってそんなにありません。問題は夜お風呂に入るとき。

 

ぼくのお風呂タイムは一時間かかりますからね、だからそれで防水ポータブル・スピーカーを持って入り(お風呂場の外に置いた iPhone から Bluetooth で電波を飛ばして)音楽をずっと聴いているんですけど、一時間でしょう、前後もふくめればもっとですけど、そのあいだ外の iPhone は触れませんから長さのあるアルバムとかプレイリストじゃないとダメなんですよね。だからお風呂タイム用の長尺プレイリストをぼくはたくさん作って持っています。

 

気分上々のときはなにを聴いてもいいんですけど、とにかくいったん鳴らしはじめたらお風呂のなかでは変更できないので、やっぱりちょっと考えますよね。気分が落ち込んでいるときは、聴くものによって「つまんない」とお風呂で感じはじめたらまずいんですよ。変更できないんですから。かといってあんまりアガるやつでもしらけちゃう。だからその日の気分気分で、沈んでいるときは、お風呂でなにを聴くか、迷うときがあります。

 

そんなときにスティーヴィがぴったりなんですね。なんだかやさしくやわらかく、つらい失恋や喪失の歌も多いけど、それらだって聴いていて激しく共振して気分の落ち込みが激しくなったりはしないし、それはつらさ極まってカタルシスを得るとかいう感じでもないし、なんだかこっちの気分にやさしくそっと寄り添ってくれているような、そんな心持ちがするんですね。

 

たぶんこのフェンダー・ローズとコンガとハーモニカがつくりだすやわらかいサウンドのおかげもあるんじゃないかと感じるんですが、スティーヴィのあたたかみがそのままスーッとサウンドに反映されているように感じて、お風呂の湯船につかりながら聴いていて、ささくれだった気分も実にいい感じになごもっていきます。人間味があるというか人肌のぬくもり、質感があるんじゃないですかね、スティーヴィの音楽には。

 

だからつらく苦しいとき、沈んで落ち込み気味の気分の日のお風呂タイムでは、ぼくはスティーヴィの「グレイト 4」をよく聴いていますね。

 

(written 2020.3.9)

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