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2020/05/17

コロナどうですか?シリーズ(4)〜 岩佐美咲 4th コンサート DVD、あの感動をもう一度

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(6 min read)

 

https://www.amazon.co.jp//dp/B07B16RGKL/

 

岩佐美咲フォース・ソロ・コンサートは、2018年2月4日、恵比寿ガーデンホールでの昼夜二回公演でした。そこから映像作品化された DVD『岩佐美咲コンサート2018 〜演歌で伝える未来のカタチ〜』は夜公演から収録されています。二年前に観たときの感想文は以下↓
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/2018-b979.html

 

このなかから CD に収録されていないコンサート・オンリーの曲を抜き書きしますと、以下の計八曲。カッコ内は初演歌手です。

 

・火の国の女(坂本冬美)
〜〜ラウンド・コーナー
・かもめが翔んだ日(渡辺真知子)
・冬の稲妻(アリス)
・ペッパー警部(ピンク・レディー)
〜〜ギター弾き語り
・歌舞伎町の女王(椎名林檎)
・心の旅(チューリップ)
〜〜
・わたしの城下町(小柳ルミ子)
・グッド・バイ・マイ・ラヴ(アン・ルイス)

 

この2018年コンサートからはぼくも現場に足を運んでいるということで、いま DVD で観かえしてもなかなか感慨深いものがあるわけです。当日は動く生の美咲にはじめて会ったということで感動しきり、はっきりいって内心激しく動揺していて、ボロ泣きでしたし、歌や音楽の内容について詳細な記憶がないんですね。

 

今回ファースト DVD から続けて一日一枚観ていると、美咲は年々大きく成長しているなという強い印象があります。いちばんそれがわかるのが冒頭の「初酒」です。この曲は2016年のファースト・コンサートでもオープニングでしたが、三日前に書きましたようにそれは不安と緊張で歌の出来としてはボロボロというに近いものだったのです。

 

ところが2018年コンサート出だしの「初酒」はどうでしょう、これが同じ曲、同じ歌手なのか?と思うほど様変わりしているじゃないですか。登場するやにっこりおだやかに微笑んで快調に歌い出します。コンサートに臨む美咲自身、ワクワクする楽しみのほうが大きかったんじゃないですか。そんな余裕は歌にも姿にも表情にも出ていますよね。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/2-ac7b.html

 

2018年は新曲が「佐渡の鬼太鼓」という激烈演歌だったので、ソロ・コンサートもその傾向にあわせたような曲が多くとりあげられています。特にラウンド・コーナーに入るまでの前半部は、美咲自身「ここまでしっとりした曲をはじめのほうに(たくさん)持ってくるということはなかったんじゃないか」と MC で語るほどの編成です。

 

なかでも坂本冬美の「火の国の女」はかなり調子の強い演歌で、これがコンサート前半部の抒情演歌カヴァー・コーナーの1曲目ですから、美咲や製作陣がどんな意図をこの曲に込めたのか、よくわかりますね。美咲もそんな期待にこたえるように劇的かつ濃厚に声を出し歌いこなしています。そんななかにもときおりキュートな表情が垣間見えるのも美咲らしいところです。キュートな、というのは世間で言う<アイドル発声>ということなんですが、ぼくらは否定的にとらえておりません。

 

ラウンド・コーナーで目立つのは、やはり安定の1970年代歌謡曲路線を堅実に歩んでいるなということです。美咲にこういった方向をとらせているのがだれなのかわかりませんが、たとえばピンク・レディーの「ペッパー警部」なんかは現場で聴いてかなりうれしかった、興奮したという記憶がありますね。おばさんおっさん捕獲器と化しておりますね(笑)。

 

「ペッパー警部」にしてもそうだし、この DVD にはありませんが「サウスポー」とか「UFO」とか、どれでもいいから一つピンク・レディーの曲はいちど CD 収録してほしいという気持ちがぼくにはあります。この DVD で聴ける「ペッパー警部」から推し量るに相性バッチリだと思うんですよね。ダンスがないとおもしろみ半減かもしれませんが、いやいやなかなかどうして、歌だけでもオーケーじゃないですか。ホントお願いしますよ、ピンク・レディーの曲を一つ CD 収録してください>徳間ジャパンさん。

 

アクースティック・ギター弾き語りコーナーでの(現場では三曲だったんですけど)「歌舞伎町の女王」と「心の旅」も出来がいいです。ギターの腕前が年々向上していますし、それにともなってヴォーカルのほうにも余裕が出てくるようになっています。特に「歌舞伎町の女王」のほうはギターもヴォーカルもちょっとむずかしいと思うんですけど、椎名林檎より魅力的でカッコイイ感じに仕上がっておりますね。「心の旅」は安定の中高年ホイホイ状態。

 

その後「わたしの城下町」「グッド・バイ・マイ・ラヴ」になりますが、ここらあたりのしっとり歌謡路線は、この2018年コンサートで本当にすばらしかったところです。「わたしの城下町」では、小柳ルミ子より線が細いものの、声の魅力や安定感では上ですし、それからこれはなんでしょう、伴奏のオケもみごとですよ。特にサビでスネアがシンコペイションを演奏するのはルミ子オリジナルでは聴けません。

 

アン・ルイスというよりテレサ・テン(鄧麗君)のヴァージョンをあきらかに下敷きにしている「グッド・バイ・マイ・ラヴ」も聴きごたえありますね。こういったしっとり系で落ち着いた歌謡/演歌が、このとき2018年美咲コンサートのテーマなんで、「グッド・バイ・マイ・ラヴ」は最終盤のオリジナル・ソング・パートに行く前のプチ・クライマックスになっていますね。しかも美咲らしいキュートな可愛らしさもふりまいていて、文句なしです。

 

(written 2020.5.14)

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