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2020/07/22

Created by 山口百恵

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(4 min read)

 

https://open.spotify.com/playlist/2DjbKs5GNVWVlxxYYBFtFS?si=13wKShCnRQusNWjKXUxTeA

 

山口百恵は2020年5月28日まで Spotify などストリーミングで一曲も聴けませんでした。29日の午前0時に解禁になったんですね。聴けなかったからしょうがないなあと、でもなにかないのか?と、そう思って Spotify でぶらぶらしていて発見したのが、このプレイリスト『山口百恵 やまぐちももえ』なんです。いまこのプレイリストを見ますと、まず百恵の歌がずらりと並んでいますが、きのうまでなかったものです。存在しなかったんですから。5月29日に追加されたものなんですね。

 

だから本来このプレイリストは谷村新司の「いい日旅立ち」ではじまっていたものなんで、百恵カヴァー集として楽しむものだったんですね。ところで、このプレイリスト、作成者が「山口百恵」になっていますけど、こりゃいったいどういうことなんでしょう?百恵個人というか本人であるとはちょっと考えにくいから、この名前を使える(レコード会社)関係者かだれかなんでしょうか?

 

そのへん、このプレイリストを見つけた最初、ちょっと興奮したりもしたんですけど、たぶん百恵本人ではないだろうということで、このカヴァー集を聴き進み、かなり愛聴できるものもできてきました。冒頭、谷村の「いい日旅立ち」、さだまさしの「秋桜」、宇崎竜童の「さよならの向こう側」と並んでいますが、シンガー・ソングライター・コーナーということでしょう。聴きごたえありますね。曲を知っているなという印象です。

 

その後、ぼくがこのプレイリストで本当にオォ〜ッ!と思ったものがちょこちょこ出てきます。まず森恵の「プレイバック Part 2」。森恵というギター弾き語り歌手のことをぼくは今回初めて知りましたが、ギターも歌もうまいので惚れてしまいましたね。この「プレイバック Part 2」は完全ひとりでの多重録音なし弾き語りでしょうね。すごい。

 

「横須賀ストーリー」を歌う野口五郎も今回みなおした歌手です。本当にいいですよね。五郎は声がスウィートで、艶と張り、伸びがあって、歌が生きます。アレンジはだいたい百恵オリジナルに忠実で、それをフル・バンドの一発生演奏で収録したそうですよ。いまやなかなかまれになったやりかたですが、さすが演奏も歌も呼吸しているなと感じることができて、気持ちいいです。

 

そして、今回このプレイリストでいちばんグッと来た大発見が、工藤静香の「曼珠沙華」です。なんなんですか、この軽快で巧妙なラテン・アレンジは。だれがアレンジしたのかすごく知りたいですね。演奏も一級品。静香は声が細いですが、独特の色香を持っていて、こういう曲とアレンジがよく似合います。ほんと、このラテン・アレンジ、最高じゃないでしょうか。そう、「曼珠沙華」はこういう歌なんですよね。このヴァージョン、大のお気に入りになりました。

 

EPO の「乙女座 宮」も声がキュートでグッド。こういったかわいくてさわやかな曲にはよく似合っている声質ですよね。アレンジも歌も雰囲気があるし、この「乙女座 宮」という曲の持つ魅力をよく引き出しているなと思うんですね。ここではなんといっても EPO の声です、すばらしいのは。工藤静香とか EPO とか、いままでちっとも聴いたことなかったんですが(正直言ってバカにしていた)、なかなかあなどれないなと感じるものがあります。

 

ここまでがこのプレイリストの第一クライマックスですが、個人的には次にいいなと思うのがサーカスの歌う「しなやかに歌って」なんですね。その後、インストルメンタル(ストリング・アンサンブル)でやる音登夢(おととむ)の「愛染橋」をはさみ、歌詞をかなり書き換えてある鬼束ちひろの「いい日旅立ち・西へ」でふたたびグッと来ます。

 

八神純子の「さよならの向こう側」もオーガニックな質感でやわらかくていいし、同じ曲を鈴木雅之が歌うのも声が太くて丸くて、聴きごたえがあってとてもいいと思います。はっきり言うとこのへんからは同じ曲がどんどん出てくるので、ちょっとなんというか、どれか一個でいいんじゃないか、やや飽きたという気持ちにならないでもないですね。

 

それでもいままであまり or ぜんぜん、聴いたことのなかった、あるいは名前すら知らなかった、歌手をこういったプレイリストでじっくり聴いてみて、曲は百恵の有名レパートリーばかりだからよく知っているし、だから未知の歌手でもとっつきやすく、なにかのそういった入り口にしていくのにはもってこいですよね。

 

(written 2020.5.29)

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