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2020/07/14

大好き!ライオネル・ハンプトンのヴィクター・セッション名演選 on Spotify

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(5 min read)

 

https://open.spotify.com/playlist/1DhNhvS7sizXcxXaRJYs7Y?si=ryNCecOGSBiy3u6jnEI_Mg

 

わぁ、なんだこれは〜〜!?このあいだ、そう、四月ごろだったかの Spotify 徘徊で見つけたアルバム、ライオネル・ハンプトンの『ザ・コンプリート・ヴィクター・ライオネル・ハンプトン・セッションズ』の Vol. 1〜Vol. 3。これってあれでしょう、1930年代後半のハンプトンのコンボ・セッションを集大成したものでしょう!!えぇ〜っ、いつの間に。リリース元が SME で(ヴィクター音源だけど)、2007年となっています。

 

このときは自分のパソコンには入っていて以前から愛聴しているハンプトンのヴィクター音源セレクションの Spotify ヴァージョンをつくろうと思ってですね、そうすればみなさんとシェアできますからね、一曲づつさがして拾っていけば音源そのものは(バラバラでも)Spotify にぜんぶあるはずと思って、それをやっていたんですよ。その最中に『ザ・コンプリート・ヴィクター・ライオネル・ハンプトン・セッションズ』三巻が見つかったのでビックリしたやらうれしいやらで飛び上がりました。

 

眺めてみたら、ぼくが iTunes セレクションに入れている曲は、コンプリートなんだから当然ですけどぜんぶ Spotify の『ザ・コンプリート・ヴィクター・ライオネル・ハンプトン・セッションズ』の全三巻にあります。こんなうれしいことは最近なかったですね。だからさっそくこのアルバムからのチョイスということでプレイリストをつくりなおしました。いやあ、マジ、うれしかった。できたプレイリストがこれ↓
https://open.spotify.com/playlist/1DhNhvS7sizXcxXaRJYs7Y?si=ryNCecOGSBiy3u6jnEI_Mg

 

1. Buzzin' Around with the Bee
2. Hampton Stomp
3. On the Sunny Side of the Street
4. I Know That You Know
5. I’m Confessin' (That I Love You)
6. I Surrender, Dear
7. After You've Gone
8. You're My Ideal
9. Ring Dem Bells
10. Don't Be That Way
11. Shoe Shiner's Drag
12. Muskrat Ramble
13. High Society
14. It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)
15. Sweethearts On Parade
16. Memories Of You
17. The Jumpin' Jive
18. Twelfth Street Rag
19. I’ve Found A New Baby
20. Dinah
21. Singin' The Blues
22. Shades Of Jade
23. Flyin' Home
24. Tempo And Swing
25. The Sheik Of Araby
26. Dough-Ra-Me
27. Jivin' With Jarvis

 

ライオネル・ハンプトンが1930年代後半にヴィクター・レーベルでくりひろげたスウィング・コンボ・セッションの数々は稀代の名演集で、同時期のテディ・ウィルスンのブランズウィック・セッション集、渡仏した米ジャズ・ミュージシャンたちがジャンゴ・ラインハルトと行った<アンド・アメリカン・フレンズ>セッション集とならぶ、スウィング・ジャズ期の三大名コンボ・セッションと考えることのできるものなんです。

 

くわしいことは、以前しっかり書いたつもりですので、ぜひご一読ください。1930年代後半のスウィング・ジャズはビッグ・バンド全盛期でしたが、テディ・ウィルスンもライオネル・ハンプトンも時間を見つけてはアフター・アワーのセッションを行うがごとく、腕利きのジャズ・ミュージシャンたちをスタジオに集めてコンボ・レコーディングをくりかえしていたのです。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-34ef.html

 

セッションのことや、個々の曲目解説についてはこの過去記事にしっかり書いてありますので、くりかえしません。ライオネル・ハンプトンのヴィクター・セッションは、テディ・ウィルスンのブランズウィック・セッションと比較して大きな違いが二点あります。(1)ハンプトンの録音はそこそこアレンジされている。(2)専業ヴォーカリストが参加せず、歌はぜんぶハンプがやっている。

 

ハンプトンの歌は、ヴァイブやドラムスなどの演奏に比べればはるかに素人であるとはいえ、なかなかアット・ホームな味がありますしユニークで、ポップ・ミュージックにおけるヴォーカルとはそういったものじゃないかという気もしますね。セッションにアレンジャーがいて、リズムや多ホーンのリフを整理しているのでグッと聴きやすいというのも特徴です。

 

そういったことの結果、「オン・ザ・サニー・サイド・オヴ・ザ・ストリート」「リング・デム・ベルズ」(絶品!)「スウィートハーツ・オン・パレード」のような胸をすく名演、快演も誕生したのでした。ほかの数曲とあわせこれらの名演は、全ジャズ史上に誇る大きな遺産でありますね。1930年代後半のスウィング・ジャズ・コンボってこんなにも楽しかったんだという、聴けばいまでも楽しくて、時代を超える魅力があるという、はっきりとしたあかしであります。

 

(written 2020.5.20)

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