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2020/10/23

最近、書くときにぼくが注意していること

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(2 min read)

 

・才媛、才女、〜〜嬢、〜〜女史、女流〜〜、女版〜〜だとかいった表現を使わない。褒めているつもりの実は差別だから。

 

・歌手や音楽家の性別をなるべく書かない、すくなくとも強調しない。女性歌手、女性ヴォーカルということはみなさん言っても、男性歌手ということはあまり言われないでしょう。

 

・彼、彼女、などの代名詞を可能な範囲で避ける。

 

・その他、鮮明にジェンダー・バイナリーな表現を極力用いないよう心がける。「息子」「娘」も基本使わない。

 

・年齢にもなるべく言及しない(でもこれは守れないことも多い、特に年配者)。

 

・美人歌手だとか、言わない。逆に容姿はどうでもいいだとかも、言わない。

 

・音楽と関係ない意味合いでルックスの話題を出したり、画一的な美しさばかり言ってそこに当てはまらない人をどうこう言わない。

 

・やぐっちゃん(矢口真里さん)が「夫ちゃん」と呼んでいるのがぼくは好きで、「主人」とか「旦那」とかじゃないのがいいよね。

 

・男性の立場からなら、女性配偶者のことを「奥さん」「奥方」「家人」「家内」「嫁さん」「嫁」とか言うのも好きじゃないですね、ぼくは。

 

・これら配偶者をどう呼ぶかは、最近じゃなくて30年以上前から気になっていることです。

 

・外国語からの翻訳の際、女性の発言でも「〜〜なの」「〜〜だわ」などといった女口調を不必要に使わない。男性のばあいも、原文にそのニュアンスがないのに「〜〜だぜ」みたいなオレさま口調で訳さない。

 

・女性専用スペース、女性専用車両、レディース ・デイとか、ああいったものは、「女のため」というよりは「男のせい」だと思います。

 

・ジャズ・マン、ブルーズ・マン、セッション・マン、サイド・マンとぼくは言わなくなった。

 

・家事が好きで得意だからといって、「料理男子」とか「女子力」高いねとかって言わないでほしい。

 

・男らしさ、女らしさ、ってなんだろう?これはこどものころから強い違和感を持ってきたことです。

 

・ぼくもアライです。

 

(written May 〜 August 2020)

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ジェンダー、ルッキズム、エイジズム」カテゴリの記事

コメント

共感します。特に、マイルスが実際にそういうニュアンスで喋る人だという根拠はないのに、常に「~だぜ」口調で翻訳されるのがスタンダードになってることに違和感がありました。それ、翻訳としてもダサいし、と。

マイルズは育ちのいい中流のボンボンですからね。しゃべりかたも「オレ」じゃなくて「ぼく」、「〜〜だぜ」じゃなくて「〜〜です」みたいな感じだったんじゃないかと想像します。

と思うんです。何かのインタビューでマイルスの言葉を「私(あるいは僕)」「~です。~ます。」と翻訳した記事を読んだときは、とても好感が持てました。よりマイルスというミュージシャン、そしてマイルス·ミュージックに対する敬意を感じたものです。

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