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2021/03/20

中澤卓也の声が甘くて美しくて、とろけちゃう

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(6 min read)

 

https://open.spotify.com/playlist/66Lf4IinQbEhMFaOzBfsV4?si=9cPsQjpfRPmDkJE2Z65hAA

 

演歌第七世代の旗手、中澤卓也の歌をはじめて聴いたのは、2019年8月7日のこと。東京北区王子は北とぴあでのDAMチャンネル演歌のMC交代式イベント。二代目MC岩佐美咲から三代目MC瀬口侑希へとバトンが受け継がれるその番組公開収録でゲストがたくさん呼ばれて歌うわけですが、そのなかに卓也がいました。

 

もちろん美咲が主役だから出かけていったわけで、ずっと美咲を見ていましたけど、次々と登場して歌うゲスト歌手のみなさんの歌も堪能しましたよね。名前と顔と歌を知っていた歌手はほとんどいなかったはず。

 

そんななかで登場した中澤卓也の甘い歌声にはじめて触れ、ぼくはすっかり魅せられてしまったんです。ステージ上手から姿が見えた瞬間、号砲のように一斉に飛びまくる女声のド迫力の声援にもかなりビックリしましたけどね。歌のフレーズのあいまにも「た!く!やっ!」という壮絶な合いの手の声が飛び、そりゃ〜あもう、すさまじいものがありました。

 

それはともかく卓也の声。2019年のその日、二曲歌ったと思いますが、某サイトで確認すると「青いダイアモンド」と「茜色の恋」だった模様。耳にしっかり残るまろやかなスウィート・ヴォイスで、ちょっとファンになっちゃいましたね。

 

真に降参したのは翌2020年は10月12日の『三人の歌仲間』コンサートのときです。オンライン配信されたこの日のコンサート、やはりゲストで中澤卓也が登場し、最新楽曲「北のたずね人」を披露しましたが、もう、声が甘いというかまろやかっていうか、一年前にも同じ現場(王子の北とぴあ)で二曲聴いたけど、なんという成長か!と、完全にハートを射抜かれてしまった思いでした。

 

そこから卓也の歌をどんどん聴くようになり、聴けば聴くほどいい声だ、これは天性の才能だ、と確信するようになりました。ファンのあいだでは「ミラクル・ヴォイス」と呼ばれ賞賛されているものだそうですよ。いやあ、ほんとうにすばらしい歌声なんです。Spotifyリンクをいちばん上で貼っておきましたので、ご存知ないかたもちょっと聴いてみてください。

 

Spotifyで聴ける範囲でなら、いままでに卓也が発売した歌のなかでいちばんいいのは私見では「北のたずね人」じゃないかと思っています。2020年の新曲だったもの。このふわりと丸く、余裕綽々で声を出しているみたいな軽い調子だけど、声に甘さと色気と深みを自然とただよわせることのできる才は、天賦のものじゃないかと思いますよねえ。まさにスウィート・ヴォイス。

 

しかし天賦の才といっても、卓也だって最初からこれほどの歌いかたができたわけではありません。デビュー・シングル「青いダイアモンド」(2017)から順に聴いていけば、卓也もすこしづつ成長していったんだなということがよくわかります。そしてデビューして二年の2019年ごろからは、すっかり成熟した落ち着きのあるみごとな歌いっぷりを聴かせるようになったわけです。

 

ところで、そのデビュー曲「青いダイアモンド」。これ、曲としては完璧でしょう。いままでに卓也に与えられたオリジナル楽曲のなかでの最高傑作に違いありません。特にサビ部分でのビートの効かせかたとリズム・パターンが絶妙で、そのノリがほんとうに心地よく感じます。ぼくはこれを2019年8月にナマで聴いたもんだから、それで、なんてすばらしい歌手なんだとビックリしちゃったわけですよ。ステージ上での余裕たっぷりの態度も小憎らしいほどカッコよくて。

 

このほか、同種の、ちょっとラテンな、軽いビートの効いた曲が卓也にはとてもよく似合います。リズムやサウンドは細かいリズムをちゃかちゃかと刻みながら、卓也がその上でゆったりと大きく乗りながら余裕しゃくしゃくの甘い声で歌いこなしていくさまは、聴いていて本当に快感。「青いダイアモンド」のほか、「冬の蝶」「愛する君へ」、そしてなんたって「北のたずね人」、それから「江ノ島セニョリータ」「青山レイニーナイト」。

 

これらのうち、「青山レイニーナイト」は2021年1月に発売になったばかりの、卓也の最新シングル「約束」のカップリングで聴ける曲です。最新曲「約束」はバラードということで、そっち方向で今年は勝負するということみたいですね。もう一曲カップリングで聴ける「泣かせたいひと」はなぜかのシャンソン調。三拍子でアコーディオンも入ります。

 

中澤卓也は岩佐美咲と同じ1995年生まれの26歳。歌手としてのキャリアは美咲のほうが五年長いですが、同世代ですし、同じようにノン・コブシ、ノン・ヴィブラートで、すっと素直にナチュラル&ストレート・スタイルで歌うという演歌新世代の若手旗手二名です。二人でこれからの演歌界の星になっていってほしいですね。

 

今年や昨年のライヴ・ステージの模様や毎週金曜日に公開している「歌ごころ」シリーズなど、いろいろと公式YouTubeチャンネルにアップされていますので、そっちもチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC81EX2rADDDUgZXtcovxebg

 

(written 2021.1.9)

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