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2021/04/29

ブルー・ノートのロー・ファイ・コンピ第二集が出ました

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(5 min read)

 

Bluewerks Vol.2: In Full Bloom

https://open.spotify.com/album/5cI60GHS43jJllXAUesAzV?si=jMHLAq7YRcm4dBVWH_tm7A

 

またまた出ました『ブルーワークス』。もちろん今度は第二集で、2021年4月のリリース。ブルー・ノートとアストラルワークスのコラボで展開するロー・ファイ(Lo-Fi)のコンピレイション・シリーズです。デビューだった第一集のことは三月に書きましたね。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-4c143d.html

 

くりかえしになりますが、日本語で言及しているひとがほぼいない(「ロー・ファイ」名での文章は皆無)のでいまだ知れわたっていないものと思いもう一度書きましょう。ロー・ファイ(Lo-Fi)という音楽は、いままでロー・ファイ・ヒップ・ホップという呼び名でも流通してきたもので、主にムーディなジャズ・サウンドとダウンテンポなエレクトロニクス・ビートとを合体させたもの。

 

昨年三月に書いたこの記事も参考にしてみてください。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-6d1d25.html

 

それで、ロー・ファイはCDなどのフィジカルでは発売されず、ほぼもっぱらSpotifyやYouTubeなど配信、ストリーミングで聴かれているものなんです。日本でイマイチ人気が出ないのはこのへんにも理由があるのかもしれないです。日本は(ガラパゴス的に)まだまだフィジカル・マーケットが幅を利かせていますから。

 

元来(ヒップ・ホップな)ビート好きのぼくは、ロー・ファイに出会って以来、この種の音楽がすっかり気持ちよくて、日常的によく聴く、っていうかBGM的に流すものとなっています。そう、ロー・ファイは決して対面して聴き込むようなものじゃありません。カフェとか自室とかでくつろいだり読書したり勉強したりなどする際の雰囲気、空気なんですよね。

 

そんなロー・ファイが一定の人気を得ているのを受けて、今2021年に入り突如、老舗ジャズ・レーベルのブルー・ノートが、エレクトロ・ミュージック・レーベルのアストラルワークス(Astralwerks)と組んで、新たなロー・ファイ・プロジェクト・シリーズを発足。それを「ブルーワークス」(Bluewerks)と名付けたんですね。

 

ブルーワークスが注目されるのは、やはりなんといってもかのブルー・ノートがロー・ファイ分野に進出したという事実からでしょう。主にハード・バップなどメインストリーム・ジャズを録音・発売する会社として名をなしたブルー・ノート、21世紀に入ってからは情熱的に新世代ジャズもリリースしていますので、最新ジャズ・サウンドの一種ともいえるロー・ファイに挑戦するのは難のあることではありません。

 

『ブルーワークス』の第二集『イン・フル・ブルーム』のオープニング・トラックでは、ブルー・ノートの社長ドン・ワズみずから登場していますよね。ドン・ワズ(と自己紹介している、正確にはダン・ワズ、ウォズじゃない)の声を聞いたのははじめてだったかもしれません。

 

第二集の問題点は、あまりにも尺が短すぎるということだけでしょう。たったの約15分しかないんですよね。ロー・ファイは雰囲気をつくるレイドバック・ミュージックだから、ある程度まとまった長さが必要なのに、15分では気分がちょっとくつろいできたかな?と思える前に終わってしまいます。一時間程度は必要ですよねえ。実際、Spotifyで聴けるロー・ファイのプレイリストはどれもけっこう長尺です。

 

このへんは、このシリーズを続けていく際の今後の課題でしょうねえ。といってもドン・ワズみずから「EP・サーガ」と言っていますし、第一集も17分程度でしたし、これくらいでポンポン出すから、あとはみんなでまとめてプレイリストにでもしてね、ってことかもしれません。

 

ともあれ、ロー・ファイは心地よく、こちらの緊張をほぐしてくれる音楽。なんとなくのムードだけでジャジー・サウンドを流しておきたいという向きや、ぼくみたいにヒップ・ホップなエレクトロ・ビート愛好家にとっても格好のレイドバックなんですよね。真剣に向き合って聴く音楽もいいけど、ときどきこういった雰囲気一発のリラクシング・サウンドもいいもんです。

 

(written 2021.4.28)

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