« 非西洋圏のモスト・フェイヴァリット 9 | トップページ | ペルシア古典音楽の美 〜 アティネ »

2021/04/24

ミウラさん…?(選択的夫婦別姓が実現してほしいもう一つの理由)

376058

(6 min read)

 

https://www.youtube.com/watch?v=u7n_3Z0y_Yg

 

今朝の夢のなかに離婚した元パートナーが出てきました。名前をかりにまゆみさんとします。まゆみさんとぼくはそのとき都心の大きな家電量販店にいたんですけど、でも不思議なことにそれは大規模ショッピング・モールの一角だったのです。

 

大規模ショッピング・モールって、だいたい基本どれも郊外型ですから、都心にあるのはおかしいですが、そこは夢ですから。その家電量販店にあるパソコン・コーナーでぼくたちは、なにかを物色しながらしゃべっていました。新しい一台でも買おうということだったのでしょうか。

 

そして、まゆみさんはWindowsマシンをぼくにすすめてきたのです。これはめっちゃ意外でした。そもそも現実人生でのぼくは、まゆみさんのすすめでMacを買い、それに惚れちゃって、その後もずっと(私生活では)Macしか使わない人間であることを彼女もよく知っています。もちろんまゆみさんも根っからのApple信者でMacユーザー(それでぼくは折伏されたんですから)。

 

それでも「仕事で必要になることがあるかもしれないでしょ」とかなんとか言って、その家電ショップではNEC製かどこかのパソコンをぼくにすすめていました。それで、どれかのデスクトップ型マシンを店員さんに見積もってもらい、その値段が出るまでぼくは店内に置いてある種々のパソコンを触って遊んでいました。

 

しばらくして、店員さんがぼくたちのところに戻ってきました。率先して店員さんに相談していたのはまゆみさんでした。そして、戻ってきた店員さんは彼女の名前を呼ぶとき、「ミウラさん」と発したのです。

 

えっ、ミウラ?戸嶋じゃないのか…。

 

そのときはじめて、ぼくは元パートナーのまゆみさんが再婚したんだと知りました。

 

そう、現実生活でも、ぼくたちはなにも憎みあって別居をはじめたわけじゃありませんでしたから、2011年にぼくが愛媛に戻るまではときどき会っていっしょに食事をしたり映画を観たり買いものをしたりなんてことは日常的でした。だから、家電量販店でいっしょにパソコンを物色するのもそんなにどうってことなかったのです。

 

しかし、ずっと独りでいるぼくと違って、マトモな人間であるまゆみさんは(当然ながら)ぼくの知らないうちに新しいだれか(ミウラさん)と恋愛し、再婚していたのでしょう。パソコン・コーナーの店員さんが「ミウラさん」と呼ぶそれで、ぼくははじめて事実を悟ったのです。

 

ショックでした。

 

でもなぜなんでしょう、離婚しているんだから、新しいパートナーがいたってまったく不思議ではないはずです、それなのに…。

 

元パートナーに新しいだれかがいる、再婚したというのが、やはり軽いショックだったというか、家電量販店内を二人でぶらついたりするのもちょっとしたデート感覚、恋人同志とまではもはや言えないけど、ちょっとそんな、それに近いフィーリングを勝手にぼくのほうだけは感じて、いい気分だったんですからね。

 

そのとき、夢のなか、家電量販店で新しいパソコンを買ったかどうかまでは憶えていません。憶えているのはお店を出て、帰りの電車に乗るとき、あの光景はおそらく新宿駅だったのですが、ぼくは西へ向かう京王線に乗ろうとするとき、まゆみさんから私は逆方向だから、じゃあね、と言われてそこで別れたことです。後ろ髪を引かれる思いでした。

 

夢に出てきた今朝のまゆみさんは、終始ずっとおだやかな笑顔で優しくて、ぼくにやわらかく接していました。蜜月時代となんら変わらない表情をしていたのです。幸せそうでした。新宿駅で別れ、ぼくはなんだか甘い、切ない、そして哀しく苦しい、そんな複雑な気分をかみころしながら京王線のシートに腰掛けたのでした。

 

そこで目が覚めたら、まだ朝の五時半でしたけど、窓の外からは鳥たちの鳴き声が聞こえてきました。

 

現実人生では、元パートナーのまゆみさんは離婚後もずっと旧姓に戻さず、戸嶋姓のままでいることをぼくは知っています。結婚時であれ離婚時であれ、改姓とそれにともなう諸手続きはだれにとっても超煩雑でうんざりするもの。でもそんな手続き上のわずらわしさを避けたいというだけではない、なんらかの心情が彼女のなかにあるのかもしれないと、おろかなぼくは根拠もなくぼんやりとそう考えていました。

 

そうだから、夢とはいえ「ミウラさん」がショックだったわけですが。

 

近年巷間で大きな話題となっている選択的夫婦別姓制度が正式に法整備されれば、婚姻届を提出する際、同姓にしてもいいし、どちらも改姓しないことだって選べます。結婚はあくまで個人的事情、プライバシーにかかわることで、それが表に出ることを望まないひとも大勢いるはずです。改姓したことで、なにかの拍子にその事実が他人にわかり、なんらかの意味で不都合を感じることだってあるかもしれないですね。

 

https://www.youtube.com/watch?v=oR2O1phsrwA

 

(written 2021.4.23)

« 非西洋圏のモスト・フェイヴァリット 9 | トップページ | ペルシア古典音楽の美 〜 アティネ »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 非西洋圏のモスト・フェイヴァリット 9 | トップページ | ペルシア古典音楽の美 〜 アティネ »

フォト
2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ