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2021/07/16

アラブ+北アフリカ+バルカンを土台にしたワールド・ジャズ・フュージョン 〜 JISR

1008236007

(2 min read)

 

JISR / Too Far Away

https://open.spotify.com/album/7q6xMpd0pphASXqRL2Ph4y?si=WzUD2JleQeeJHzDCrBGXRQ

 

歌手にして打楽器奏者、そしてゲンブリ奏者でもあるDr. モーシン・ラムダン(Dr. Mohcine Ramdan)率いるミュンヘンのバンドJISR。まったく知らなかったバンドですけど、たまたま出会った最新作『トゥー・ファー・アウェイ』(2020)がちょっとおもしろいです。

 

こんなジャケットですけど、中身の音楽は泥くさいエスニックなもので、言ってみればアラブのウードとマカーム、グナーワのゲンブリとポリリズム、ワールド・スピリチュアル・ジャズ、アフロ・クラウト、バルカンのホーン・アンサンブルとビートなどのごった混ぜ。

 

バンド編成は、書き写すのがメンドくさいのでBandcampのページからそのままコピペしますと:

Mohcine Ramdan / daf, gembri, voice
Roman Bunka / oud, guitar
Gergely Lukács / trumpet, cornet
Luis Borda / guitar
Marja Burchard / piano, fender rhoads
Niko Schabel / saxophones, clarinets
Wolfi Schlick / flute, saxophones, sousaphone
Matthias Gmelin / drums
Vladislav Cojocaru / accordion
Ehab Abou Fakher / viola
Severin Rauch / drums
Ayman Mabrouk / tabla, daf, percussion
Dine Doneff / double bass

 

こんな大編成のわりには、聴こえてくる音はすっきり整理されているなといった印象があります。どの曲も上記メンバーが全員参加しているわけではなく、ピック・アップされた数人を中心に演奏が展開されるので、それで少人数バンドだという感想になります。

 

それでもゲンブリとウード、それからパーカッションだけはアルバムを通し一貫して不変に使われている楽器。じゃあアラブ〜北アフリカ系の音楽を軸に据えているのかと思いきや、その風味があんまり強くないので不思議です。もっとこう、ジャジーですよね。そして、バルカンふうなサウンドがわりと前面に出ているんじゃないかと思います。ホーンズもそこそこ使われていますし。音階はアラブ音楽のものですけどね。

 

だから、アラブ〜北アフリカ音楽、+バルカンを土台にしたワールド・フュージョン、とでも言えばいいのかなあ。歌もちょこちょこ入りますけどそんな魅力的ではなく、あくまでつまりインストルメンタル・ミュージックとしてうまく聴かせるようにつくられているんじゃないでしょうか。

 

(written 2021.3.17)

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