インディ・サザン・ソウルの好作 〜 ビート・フリッパ
(2 min read)
Beat Flippa / P.O.T.Y. (Producer of the Year)
https://open.spotify.com/album/7ooqiG0tvc79tpvW2MuZ0u?si=mzmsfLFUS_e2I7cfjCajUw&dl_branch=1
bunboniさんに教わりました。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2021-03-17
ビート・フリッパはインディ・サザン・ソウルの名プロデューサーだとのこと。その手がけたヒット曲を集めたコンピレイション、ベスト・アルバムということなんでしょうか、『P.O.T.Y. (Producer of the Year)』(2020)を聴きました。
たしかに後半がとても充実していて、前半とはかなり様子が違っているわけですけど、Spotifyのデスクトップ・アプリで見てもディスクの表示がなくずるずる一個で(まれにこういうことがある)、ネットで検索しても情報がなく、どこからがディスク2かわかりません。だけど、たしかに後半がすばらしい。
インディ・サザン・ソウルにはまったく不案内なのでどの歌手も知りませんが、ぼくがグッと来たのは14曲目、サー・チャールズ・ジョーンズの「テル・ミー・イズ・イット・ラヴ」から。みごとな歌とサウンドですし、シビレちゃう。こ〜りゃいいなあ。
さらに15曲目、ティップ・ザ・シンガーの「マイ・ロッキン・チェア」。かなりブルージーというか、これはもうほぼブルーズ・ナンバーだとしてもいいくらいなんですが、こ〜れが!完璧なるぼく好み。このアルバムでの個人的ナンバー・ワンです。
ブルージー・サザン・ソウルといえば、19曲目、ファット・ダディとマジック・ワンの「99 プロブレムズ」も最高ですね。歌の後半でかけあうそのもりあげかたにはグッときます。そのほか(CDでいえばおそらく二枚目であろう)アルバム後半には、胸が熱くなるようなソウル・ナンバーが満載で、選りすぐりの逸品揃いです。
(written 2021.7.15)
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