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2021/12/02

しなやかなオーガニック・セネガル・ポップ 〜 オマール・ペン

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(2 min read)

 

Omar Pene / Climat
https://open.spotify.com/album/0wHn1XdgiZMsBWOcEa32H1?si=xe9Hbf8vSia4gyWh8nxG_A

 

bunboniさんに教えてもらいました。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2021-11-16

 

セネガルの音楽家かな、オマール・ペンの最新作『Climat』(2021)が実にいいですよね。海面上昇などの温暖化問題やテロリズムなど(4と6?)社会的なテーマが取りあげられているそうですがおいといて、もっぱらメロディの陰影、サウンドやリズム、声のトーンがいいなと思うだけ。

 

いかにもなアフリカン・ポリリズムではじまる1曲目から生演奏楽器によるオーガニックなサウンドが心地よく、美しい。アクースティックでオーガニックというのはアルバム全体を通して言えること。ストリング・カルテットも全面的にフィーチャーされていていい味ですが、プロデュースをやったエルヴェ・サンブの手腕なんでしょう。

 

女声バック・コーラスもほとんどの曲で活用されていて、カラフルなアクセントになっていますよね。bunboniさんも書いていますが、ビートが跳ねる曲と重たい曲とがあって二名のドラマーが使い分けられているようなんですが、いずれもぼくには最高ですね。オマールのヴォーカルにも言えることですが、しなやかさ、このひとことに尽きます、このアルバムの音楽は。

 

しなやかさは、同じセネガルなら往年のユッスー・ンドゥールの音楽でも目立った特色でした。はがねのように強靭でありながら決して硬さを感じずむしろ柔軟だっていう、そんなサウンドとビート感が西アフリカン・ポップの黄金時代をいろどっていたと思います。

 

オマールの今作、上でメロディの陰影がいいと言いましたが、たとえばアルバム・タイトル・チューンの4「Climat」とか、やはりセネガルの歌手ファーダ・フレディをゲストとしている8「Lu Tax」。このへんの曲で聴ける独特な翳りというか、やや影が差したようなメロディ展開やサウンドとビート、それはオマールの声にも感じますが、かすかにヨーロッパふうの退廃感に近いかも?というフィーリングすらあって、ぼくはとても好きです。

 

(written 2021.11.28)

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