« バラディアーとしてのマイルズの真価 〜「I Fall in Love Too Easily」 | トップページ | オギとハギ »

2022/02/18

カムカム効果?のサッチモ人気

Fduvo4pxsaeex1_20220217132901

(5 min read)

 

Best of Satchmo 1925-1933
https://open.spotify.com/playlist/0hnTD1H0miwSU55zDb2ovJ?si=b77e8aea8d9a4038

 

なんか、ブログのアクセス解析をみていると、最近サッチモことルイ・アームストロングについて書いた記事がどんどん読まれるようになっています。アメリカは南部ニュー・オーリンズ生まれの黒人ジャズ・トランペッター&シンガーで、1971年没。

 

それも第二次大戦後に録音したアルバムの話題じゃなくて、1920〜30年代のオーケー・レーベルに吹き込んだ古典的録音について書いたものに人気が集中していて、こりゃなんじゃろう?いくらレトロ・ブームだからって、なんかおかしいぞと。

 

理由がちっともわからずにただ不思議がっていたんですけど、ついこないだ、NHK朝の連続ドラマ『カムカムエブリバディ』のことを知りました。どうやらそれがサッチモ再注目の原因みたいです。

 

聞きかじった話じゃ、そのドラマのおかげでサッチモのベスト盤CDがジャズ・チャートを上昇してもいるそうです。こんなネット記事も見つけちゃいました↓
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021400786&g=soc

 

へえ〜、これだったらね、すぐには気づくわけないですよ。なんたってぼくんちにはテレビジョン受像機がないんですから。音楽だけに全神経を集中したい、そういう人生になったと思ったから、2016年に処分してNHKの受信契約も解除しました。テレビ番組の話題を遠ざける日々ですからね。

 

そんなぼくでも、サッチモやその音楽が再注目され人気もあがっているとなれば気になってしかたがないので、ネットで朝ドラ『カムカムエブリバディ』のことをちょちょっと調べてみました。ジャズに関係したその番組内容はみなさんご存知のようなので、ここで記す必要はありません。サッチモは深津絵里の役どころ「るい」(!)の愛称みたい。

 

それで、2015年にはじめたようなブログで、こんだけサッチモの古い録音について書きまくってきた人間って、たぶんぼくだけじゃないかと思いますよ。それくらいサッチモの音楽がいまでも好きで好きでたまらない、時代の流行とか(テレビ・ドラマのおかげとかなにかで)ホットな話題だとか、いっさい関係なく愛聴し続けてきました。

 

ぼくが書いたサッチモ記事、いちばん最初はこれ↓

 

・サッチモの最高傑作は「ディア・オールド・サウスランド」だ
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-946f.html

 

実はこれが最もアクセス急増中で、カムカム以前にはまったくといっていいほど読まれていなかったんですけれども。1930年録音という古い一曲を話題にしたものですからね。でもホント美しく、感動的なので、ぜひちょっと聴いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=MPjQJ9lgG98

 

そのほか主だったと自分で思えアクセスも増えているものをちょっとだけご紹介すると…

 

・サッチモの古い録音を聴いてほしい
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-13e085.html

 

・サッチモ 1925~27
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/192527-bfc3.html

 

・サッチモ 1928
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/1928-f5ad.html

 

・サッチモ 1929 - 33
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/1929---33-d736.html

 

特に音楽内容には踏み込まず、ただただサッチモを聴きながら生前の写真を眺めているだけで気分がいい、微笑ましい、それくらい好きだっていうのが以下の記事↓

 

・サッチモの写真を見るのが好き
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-c658.html

 

これと関連しますが、サッチモの音楽に対する取り組みかたとはどういうものだったのか、ということをふりかえって考えて書いたのが以下↓。とりあげているアルバムは戦後録音のものですが、このひとの姿勢は1923年のデビューからずっと一貫していました。

 

・没後半世紀目に考える、サッチモとジャズ・エンターテイメント
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-958354.html

 

これら以外にもたくさんあるんで、お時間とお気持ちのあるかたは検索してみてください。

 

サッチモはジャズの全歴史上最もビッグな存在であり、史上最も強い音楽的影響を後続のミュージシャンたちにおよぼしました。トランペットやヴォーカルといった楽器にかぎらずです。ジャズという枠をも超えて敬愛を集めた存在で、20世紀以後のアメリカン・ミュージックでは最大のイコンなんですね。

 

なにぶん録音も音楽スタイルも古いため、いまではかえりみられることが少なくなり、音楽的にどう偉大だったのかということを熱く語るひともほとんどいなくなりました。でも伝え継いでいかなくちゃ。なんたって聴けば文句なしに楽しいんですから。

 

テレビ・ドラマ『カムカムエブリバディ』がそのきっかけをつくってくれたのであれば、そして2022年という時代にサッチモがふたたび注目され、ひょっとしてその古典的録音がまた聴かれるようになっているのであれば、これ以上のよろこびはありません。

 

(written 2022.2.17)

« バラディアーとしてのマイルズの真価 〜「I Fall in Love Too Easily」 | トップページ | オギとハギ »

ジャズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« バラディアーとしてのマイルズの真価 〜「I Fall in Love Too Easily」 | トップページ | オギとハギ »

フォト
2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ