ディスクで聴くか、アプリで聴くか
※ 写真は2022年現在使っているMacBook Air
(4 min read)
2015年9月にブログをはじめたおそらく最大のきっかけは、その前年秋に内蔵ストレージ容量1TBのMacBook Proを買ってどんどんCDをインポートするようになったことだったんじゃないかと、いまでは思います。iTunesアプリで聴きまくるようになったんですよね。
それまではというと内蔵ストレージたった180GBのMacBook Proを使っていて、あれを2011年初春に買ったときは、それまでのiBookが突然ダメになってあわてて、緊急避難的な意味合いでの購入だったので、経済的に余裕がなかったから最低容量のしか用意できなかったんです。
だからiTunesもジュークボックス的な使いかたはしていなくて、ただマイ・ベスト・コンピレCD-Rを作成するためだけに必要なCDのその曲のみをインポートして、焼き終わったらファイルは削除するとか、そうしないとストレージが満杯になったらヤバいわけですから。
あとはiPodに音楽を移すためなのと、ほんとうにそういった目的でしかiTunesは使っていませんでした。つまり、自宅にいるときはほとんどの時間ディスクで音楽を聴いていて、もちろんサブスク・サービスなんてまだないし、だからCDやレコードなど買うしか自宅で音楽を聴く手段はなかったです。
ぼくがダウンロード購入に対し以前からかなり消極的なのも、ひとえにこの内蔵ストレージの容量制限のせいです。ダウンロードしたらそのファイル分空容量が減りますから。もちろんそれをCD-Rに焼いてその後デリートすればいいんですけど、だったらハナからCD買ったほうがいいかなと。
そんなところへもってきて、いきなり1TBストレージのパソコンを買ったから、喜んでどんどん次から次へとCDをインポートしまくるようになって、もうそれしていない日はなかったといっていいくらい。外付け(しかMac界には当時からもはやなかった)光学ドライヴを酷使しすぎたせいで、一回おしゃかになって買いなおしたほどですもん。
いくら入れても入れても1TBの空間は広大で、満杯になったりせず、それでもしかし限界はやはりあるわけで、800GBくらい音楽ファイルがたまったあたりの時点でなにかメッセージというかアラートみたいなのが出ましたから(ストレージ空容量がもうないぞとかなんとか)そこでやめました。
それで、その後は主にiTunesで音楽を聴くようになったんですよね。それが2014年暮れ〜15年初頭ごろからの話。ディスクだけで聴いていてはどうしてもぼんやりしてしまってなんとなく流れていってしまうところ、アプリで聴けば進行する1秒1秒を分析的に聴けるわけですから、音楽への接しかたがぼくのなかで変わりました。
あたまに浮かんだ感想とか考えをメモとして書きとめTwitterに投稿するようになって、連続ツイートみたいになっていったから、それをあとからまとめて整理してテキスト・エディタでファイルとして保存したのが結果的にこれまたどんどん増えていくようになりました。
それをそのまま自分でながめているだけでも楽しいけれど、それだけじゃちょっともったいないかもな、公開はTwitterでしかしていないけどそもそもどんどん流れていってしまうサービスで蓄積型じゃないし…、と思いはじめ、しばらく経ってその気になったのがこのブログBlack Beautyです。
(written 2022.7.6)
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