なにがあっても中澤卓也を応援し続ける 〜 新曲「陽はまた昇る」
(4 min read)
中澤卓也 / 陽はまた昇る
https://open.spotify.com/album/4agtldRZuI4Wz1QiqBHRoZ?si=-lhxubjUTZqreZ7U61NBLA
Nobody knows you when you’re down and out.
若手演歌歌手、中澤卓也の新曲「陽はまた昇る」が、2022年8月17日にまずは配信先行で、リリースされました。エレキ・スライド・ギターが炸裂したりして演歌というよりサザン・ロック・チューンな感じですが、以前から卓也はそういった中間領域みたいなところでソフト&メロウに歌っていくのが得意ですよね。
卓也は、しかし歌謡芸能界で最近はすっかり干されてしまっているような感じです。原因は昨2021年に発覚した泥沼二股恋愛スキャンダルでしょう。日本クラウンの所属だったのに、それも契約を解除されてしまい、いまはインディ。「陽はまた昇る」はタクミレコードというよくわからないところから出ています。
たしかにあのときの卓也の対応は誠実さを欠いたのかもしれませんが、犯罪行為でも既婚者の不倫でもなく、ただの色恋遊びで会社も離れていってしまうなんてさびしいじゃないか、そこまで追い詰めなくたって…、というのがぼくの正直な気持ち。
そもそも古今、歌手や音楽家、芸で生きる人間はこんなもの。違法ドラッグ常用だったビートルズのメンバーが活動停止になったなんて話は聞いたことがありませんし、殺人者として刑務所内で生涯を終えたフィル・スペクターだってその音楽はいまだ愛され続けているんですから。
あくまで歌や音楽が魅力的かどうかで判断していけばいいんであって、政治家じゃないんだからそんな清廉潔白でなくていい。もう大人なんだから、私生活のゴタゴタを持ち出して歌手活動のことを云々するのはおかしいでしょうし、そんな態度は音楽界にとって滅びの道でしかありません。
いままで卓也のことをときどき書いてくれていたブロガーだって、一件以来見放したようになり、言及しても「N」という書きかたしかしないなんて、ちょっとガッカリです。笑ったりあざけったりの対象になってしまっていて、ふだんはわさみんの(生活ではなく)歌唱のことを書いてくれているのになあ。
そんな現況なので、卓也は無援で孤軍奮闘しています。決して歌の魅力が減じたわけじゃないことは「陽はまた昇る」を聴いてもわかること。冷たい周囲のサポートが得られなくなっただけです。事務所とレコード会社がないとなにもできない一介の歌手なので、相当な苦労をしているでしょうし、心境をおもんばかるに涙が出ます。
個人的にぼくも人生は失敗続きで、周囲の他人はおろか血族からも見捨てられているといったありさまですから、昨年来の卓也には共感と同情でいっぱいです。クサらずに一生懸命がんばっているんだから、東京王子の北とぴあで出会った2019年8月以来と同じようにこれからもずっと変わらず応援していくだけ。甘くて颯爽とした歌声に惚れたんですから。
いまは雌伏期というかガマンどきです。きっと卓也のノドが正当に評価され、ふたたび表舞台で活躍する時代が来るはず。それまでは辛抱して地道に活動を続けていきましょう。ぼくら熱心で忠実なファンは離れず応援していきますから。とにかく声そのものにチャームが宿る歌手なので、それさえ消えなければ歌手中澤卓也は抜群なんで。
いまは、卓也自身の作詞で現在の心境を素直につづったような「陽はまた昇る」をくりかえし聴いていきます。不思議に脳内反復する印象的でさわやかなメロディ・ラインですし、なによりスウィートな声質は以前とちっとも変わっていませんから。
(written 2022.8.18)
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性犯罪者 中澤卓也を応援している頭のおかしいファンさんへ
このコメントが書かれたのは2022年8月ですね。それならば4/12と7/2のフライデーの記事が出てからですね。
中澤卓也の「二股結婚詐欺裁判」は今回の不祥事の入り口でしかありません。
問題なのは未成年の自分のファンに裸の写真を送らせた「児童ポルノ禁止法」に引っかかる性犯罪ですよ。
いくら歌が上手くても歌手以前に人間として最低です。こんな男がどうして人前で歌うことが出来るのでしょうか。
まともな神経の持ち主ならとっくに歌手を辞めているでしょうし、まともな事務所なら不祥事を起こしたタレントは解雇するか謝罪会見を開いているでしょう。悪質な連中だから自分のファンを妊娠させるし、こともあろうか未成年の女の子に歌手の立場を利用して悪さをしたのです。事務所も世間の非難も関係なく金儲けに奔走していますね。
こんな男は芸能界から追放するべきなのです。
投稿: | 2023/01/23 19:20