« ひとりぼっちのトニー・ジョー・ワイトがいい 〜『ザ・ビギニング』 | トップページ | 心落ち着ける音楽を持っているのがいい »

2022/10/16

楽しすぎるオーティス・クレイ『ライヴ!』本編出だしの2トラック

51j5frmqo9l_ac_

(3 min read)

 

Otis Clay / Live!
https://open.spotify.com/album/25kWSndk8zfxTt3bDQX6oK?si=HtzszFzARYyTmgP8R75DQQ

 

なんど聴いてもいまだにライヴ本編部分の最初の2トラック・メドレーがあまりにもカッチョよすぎてばきばきにシビレちゃう、ソウル歌手オーティス・クレイの『ライヴ!』(1978)。同年の日本公演を収録したものです。

 

アルバム1トラック目にはなぜだかリハーサル音源が収録されていますが、ホンマなんでや?ライヴ本編だけでよかったのにっていう思いで、いつもぼくは2トラック目からかけています。そうしたいと思うほど幕開けの司会者による紹介から絶好調で、歌手登場、そのままメイン・パートになだれこむあたり、もうたまらなくゾクゾクしますよね。

 

キレも重量感も満点のリズム・セクションもシャープなホーンズもかっちょいいし、肝心の歌手はちょうどこのころがいちばん脂の乗り切った絶頂期で、声のハリもツヤも完璧。ぐいぐい圧倒する迫力で、なおかつ爽快で聴きやすく、さらにとってもグルーヴィで、文句なしのソウル・ライヴ。

 

このオーティス・クレイの『ライヴ!』のことは一度このブログでも書いたことがあります。ちょうど2016年にこの歌手が亡くなったのに触れて、そのタイミングでとりあげたものでした。CDでリイシューされたのは2014年のことでした。こんな傑作がなぜそんな長いあいだ?という思いでいっぱいでしたよね。

 

といってもそのときの『ライヴ!』CDリイシューが初めてオーティス・クレイを知った機会で、もともと(むさ苦しいとのイメージで)ソウル界を敬遠していたぼくは名前も聞いたことなかったんです。かつてレコードで聴いていたファンのみなさんにとっては、そのときのCDリイシューが天啓みたいなもんだったらしいです。

 

なもんで、CDリイシュー時にかなり大きな話題になっていて、Twitterのぼくのライムラインでも評判だったので、どんなもんじゃろう?と初めてこの歌手のCDを買ってみたのでした。聴いたらブッ飛びましたよね。あまりのグルーヴィさ、カッコよさに。

 

それがいまどきはサブスクにもあるってわけで、いつでもどこでも、カフェでコーヒー飲みながら、すばらしかった晩夏の花火大会からの徒歩での帰り道にだって、ささっと聴けて気分いいし、ダンサブルでもあるので思わず腰が動きステップ踏んじゃいます。スカッとしてストレス解消にもなりますよね。

 

このライヴのなかでオーティス・クレイもなんどか言っていますが「enjoy」「have fun」〜 これこそ娯楽音楽の本質ですから。そのためにならこれ以上の音楽もなかなかないもんだと心底痛感します。

 

(written 2022.9.11)

« ひとりぼっちのトニー・ジョー・ワイトがいい 〜『ザ・ビギニング』 | トップページ | 心落ち着ける音楽を持っているのがいい »

リズム&ブルーズ、ソウル、ファンク、R&Bなど」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。いつも興味深く拝読しております、
オーティスを招いた日本側のスタッフの誰かが、私はあの「アイ・ダイ・ア・リトル・イーチ・デイ」が大好きなんです、とオーティスに話したら、彼は急遽、予定になかったその曲を演奏することにして、バンドと何度もリハーサルをくり返し、ステージで披露したのだそうです。
そんなオーティスの誠実さを記録に残すため、アルバムの冒頭にその曲のリハーサルを収めたのだと私は思っています。

あ、そういうことなんですか。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ひとりぼっちのトニー・ジョー・ワイトがいい 〜『ザ・ビギニング』 | トップページ | 心落ち着ける音楽を持っているのがいい »

フォト
2023年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ