ナイト・クラブでカクテルを 〜 アンドレ・ミンガス
(2 min read)
André Mingas / É Luanda
https://open.spotify.com/album/1tUYH9RiAHWkhj3SiFt848?si=roHoOtj7Ry6U08NBIw0Sqg
Astralさんのご紹介で知りました。
https://astral-clave.blog.ss-blog.jp/2022-10-23
アンゴラのミュージシャンなんですけどアンドレ・ミンガスの2011年作『É Luanda』がとってもおしゃれに洗練された音楽で、土くささやアクのない都会的なムードで、ぼくにはとっても心地いいです。
リズムもそうだしストリングスもホーンズもジャジーっていうか、Astralさんはフィリー・ソウルみたいだとおっしゃっていますけど(5、9曲目あたりかな)ほんとそんな感じですね。ボレーロ/フィーリンっぽいやわらかさでもあるなとぼくだったら思います。
そして実際ボレーロは本作に複数あります。1曲目のアルバム・タイトル曲こそセンバですけど、それだってファンキー(汗、体臭)さのない洗練されたできあがり。アンゴラ人がセンバをやってここまであっさりと小洒落た感じになるっていうのがアンドレの持ち味なんでしょうね。
ブラジル人ミュージシャンを起用してブラジルで録音した作品だというのも、そんなモダンなおしゃれ感をまとう大きな原因になっているのかもしれません。3、7曲目なんかは正真正銘のラテン・ボレーロで、スウィート&メロウな雰囲気満点。こういう音楽がぼくは大好きなんですよね。
速く強いビートが効いた曲だって、なんだかジャズ・フュージョンっぽさ(+サルサ要素)すら香らせているし、全体的にシティ・ポップっぽくもあり、日没後のバーやナイト・クラブとかでカクテルとか飲みながら(ぼくは下戸だけど)いいムードでリラックスするのに似合いそうな、そんな音楽ですよ。
(written 2022.11.15)
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