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2023/02/14

The 20 Best Jazz Albums for Beginners

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(4 min read)

 

The 20 Best Jazz Albums for Beginners
https://bit.ly/JazzForBeginners

 

こないだPopMattersが表題のような記事を公開していましたので、興味深く読みました。ジャズ入門者向けのベスト20作というのは二つのパートに分けて10個づつ、後半は「キャノン」と題し古典にふりわけられているのに大きな好感を持ちますね。

 

1)Louis Jordan / The Best of Louis Jordan
2)Horace Silver / Song for My Father
3)Billy Cobham / Spectrum
4)Wayne Shorter / Native Dancer
5)The Crusaders / Chain Reaction
6)Charlie Haden and Hank Jones / Steal Away
7)Cassandra Wilson / New Moon Daughter
8)John Scofield / A Go Go
9)Steven Bernstein’s Millennial Territory Orchestra / MTO Plays Sly
10)Aaron Parks / Little Big II: Dreams of the Mechanical Man
~~ THE CANNON ~~
11)Louis Armstrong / The Best of the Hot 5 & Hot 7 Recordings
12)Duke Ellington / Never No Lament, The Blanton-Webster Band
13)Billie Holiday / The Essential Billie Holiday, The Columbia Years
14)Charlie Parker / The Best of Savoy and Dial Studio Recordings
15)Miles Davis / Kind of Blue
16)Ornette Coleman / The Shape of Jazz to Come
17)John Coltrane / A Love Supreme
18)Wayne Shorter / Speak No Evil
19)Herbie Hancock / Head Hunters
20)Mary Halvorson Octet / Away with You

 

全作にSpotifyリンクが貼られているのも個人的にはグッド。記事を読んでいてオッこれおもしろそうじゃんって感じた読者が(ディスクを持っていなくとも)その場でサッと聴けちゃうのは大きなメリットですよ。入門っていうのは敷居を低くしないと。

 

さらに前半10作にルイ・ジョーダンが入っているのも目を引きますね。しかも一番手。通常はジャズとしてなかなか聴かれない存在ですし、しかし極上に楽しいエンタメ・ジャズ・ミュージックであることは間違いなく、いまや2023年、そろそろ真面目なジャズ・ファンやクリティックからもきちんと評価されてほしいとぼくなんか切に思います。

 

後半のキャノン・パートのラストにメアリー・ハルヴォーソンがあるのはやや違和感がないわけでもなく。キャノンって古典的名作のことですからね。しかしそれ以外は押しも押されぬ定評のあるものばかり。どこからどんなふうにジャズ入門したリスナーも遅かれ早かれ通過する作品です。

 

とはいえ、モダン・ジャズ以前、オーケーのサッチモとヴィクターのデュークとブランズウィックのビリーは、なんだかんだいってどうもやっぱり無視・敬遠されがちで、こんな古いもんオイラは聴かないんだということになってしまうことが多いです。

 

そうかといって2010年代以後的な新世代ジャズに飛びついているのかと思うとそうでもないようなファンもそこそこいて、結局いつまで経ってもハード・バップとか王道のメインストリームばかり聴いている、そこから一歩も出ないなんていうケースはちょっとあるようにみうけられますからね。

 

ですからモダン以前の古典が今回ちゃんとリストに入っているのを見たときは、心からうれしかったです。もっともっと聴かれるようになってほしい。いまだ全面無視に近いですから。

 

たった20作で、録音史だけでも100年を超えるジャズを俯瞰することなどできないのですが、まずはとっかかりとして、入り口に立っているビギナーのみなさん向けにはまずまず悪くないセレクション・リストじゃないかと思えます。

 

(written 2023.1.27)

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