カテゴリー「ビート、ロー・ファイ」の6件の記事

2023/06/11

チルでまろやかなジャジー・ロー・ファイ 〜 edbl

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(2 min read)

 

edbl & friends / JPRK
https://open.spotify.com/album/3J8IGNMLmYo3zZzBjRtmbN?si=cIiNYQ-xQJesjbt4QqoKlQ

 

南ロンドンのプロデューサー、edblことエド・ブラックの新作『JPRK』(2023)が出ました。これもいはゆるロー・ファイなんですが、といっても100%コンピューター・サウンドじゃなく、ジャズな生楽器演奏がわりと乗せられているのが特徴。

 

おかげでロー・ファイ最大の特徴である心地よいダラダラくつろぎ感にくわえ、軽い緊張が生まれているのがいいですね。いかにもなコンピューター打ち込みでつくりました感は、実をいえばあんがい好きだったりするんですがこの分野にかぎれば、でもこのアルバムはすこし演奏音楽寄りのネオ・ソウルっぽい感触。

 

アルバム題のJPRKというのはエドの友人プロデューサー/鍵盤奏者の名前らしく、じっさい本作でも全面フィーチャーされています。そのキーボード+ギターとベースは演奏で、ビートはサンプリング&プログラミング、そして両者がミックスされているっていうわけ。

 

数曲でフィーチャーされているトランペットはジャクスン・マソッド。これもサウス・ロンドン人脈でしょうか、オーセンティックなジャズの語法をも咀嚼していることが感じられるプレイぶりで、チルでメロウなデジタル・ビートに色彩を添えています。

 

全体的にヨレてもたったデジタル・ビート感が心地いい音楽で(ロー・ファイはぜんぶそうだけど)、しかし決してただそこに流れているBGMというだけでない適度に張りつめた音楽性も感じられるエドの本作、まろやかなくつろぎフィールが支配する都会的でスタイリッシュな夜の雰囲気に満たされています。

 

(written 2023.4.25)

2023/06/07

ちょっとセピアな色褪せ感 〜『ロー・ファイ・シティ・ポップ』

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(3 min read)

 

Grey October Sound / Lo-Fi City Pop
https://open.spotify.com/album/56UUKZFocbEsDpazJ7vNyD?si=W5GIFlKhSECHa1LMX_GeKg

 

ジャズみたいなオーガニック演奏音楽こそ好きなのに、どうして100%コンピューター・プログラミングでつくりあがっているロー・ファイ(というジャンルがある)とかがぼくは気持ちいいんでしょうか。考えたら不思議な気もしますが、生理的快感は否定できず。なにか通底するものがあるのかなあ。

 

ともあれ、日本のロー・ファイ・シーンで活躍するグレイ・オクトーバー・サウンドの手がけた最新作『ロー・ファイ・シティ・ポップ』(2023)も大好き。一作目の『ロー・ファイ・ジブリ』は昨年記事にしました。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-09feeb.html

 

ロー・ファイはだらだら流してムードだけ味わっていればいい音楽。お勉強タイムとかのBGMとしてなどの使用が想定されているもので、ぼくみたいにサブスクのトラックリストをジッと凝視したまま動かずマジな気分でロー・ファイをじっくり聴き込んでいるやつなんて、いないかも。

 

今回は世界で流行のJシティ・ポップをロー・ファイ・カヴァーしたものってことで、いちおう原曲のオリジナル歌手を一覧にしておきました。

 

1 泰葉
2 竹内まりや
3 松原みき
4 大貫妙子
5 荒井由美
6 杏里
7 1986オメガトライブ
8 山下達郎
9 サーカス
10 シュガー・ベイブ
11 松原みき

 

リアルタイムではことごとくスルーしてきた音楽なのに、ロー・ファイ・ヴァージョンで聴いても「あ、これまえから知ってるぞ」となってしまうのは、さすがにヒットしていたんでしょう。

 

そんなぼくもここ数年こういったシティ・ポップの魅力を再発見、じゃなくて初めて見出すようになっていて、2017年に原田知世のファンになったあたりがきっかけだったんじゃないかと思いますが、ジャジーで落ち着いた都会派音楽こそ好みになってきたいまでは、ロー・ファイ・ヴァージョンも楽しめます。

 

ロー・ファイはわざとデジタルくさいツクリモノ・ビート感を付与することで、ちょい古めを意識した現代的レトロ・ムードを演出する音楽。現在進行形のオーガニック演奏音楽でない打ち込みフル活用で、ちょっとセピアな色褪せ感(がおしゃれだっていうのがいまの若者感覚)を出しています。

 

(written 2023.4.24)

2022/09/12

ロー・ファイ・ジブリ

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(4 min read)

 

Grey October Sound / Lo-Fi Ghibli
https://open.spotify.com/album/6BmFgD4QupE7wELjNyj6dw?si=Gudr7mUDRy-eRaNlDC-tNQ

 

ジブリ映画を一つも観たことがありませんが、それはなんとなくその〜、なんというかまぁ〜、いや、やめときます、べつにアニメ嫌いとかじゃないし。とにかく音楽狂としてはちょっと関心を持つアルバムが出ました。グレイ・オクトーバー・サウンドの手がけた『ロー・ファイ・ジブリ』(2022)。

 

P-ヴァインからのリリースなので、このレーベルのTwitterをフォローしているぼくは流れで自然と知ることになりました。ジブリ・ナンバーをロー・ファイ・ヒップホップのアレンジでやってみたというもので、ぼくみたいにジブリ映画に関心はないけどロー・ファイの愛好家、っていうんであれば心地よく聴けると思います。

 

つまりロー・ファイでやったジブリ・カヴァー集というわけで、ジブリ・ファン、音楽愛好家のどっちも楽しめるアルバム。ジブリにもロー・ファイにも興味なしという層には届きにくいかもしれませんが、でもレコードも出るらしいし、そういうのってロー・ファイの世界じゃめずらしいんですよ。

 

それにしても映画本編をどれも観たことないのに、かけてみればなぜかメロディだけは聴き憶えがあるっていうものがまじっていて、なんでしょうね、このジブリの浸透具合。ロー・ファイ・アレンジで、コンピューターでつくったあえて無機質なビートを足すことで、印象的なメロディ・ラインをいっそうきわだたせる結果をももたらしているようにも聴こえます。

 

ロー・ファイって曲のタイプとか調子にバリエイションがあるわけじゃなく、ほぼおんなじような感じがずっと続くし、そもそもがそんな正面から向き合って聴き込むという音楽でもなく、なにかのついでに背景でなんとなく鳴らしておけば、ジャマにならず集中力が増すしで、つまりBGMなんですよ。

 

だからそういうのは音楽に求めていないっていう向きはどうぞ無視してください。今作のジャケット・デザインでもわかるし、いままでロー・ファイについて書いてきたすべての記事でも言及していますが、勉強したりなにかの作業をするときのながら聴きにピッタリで、音楽流せば効率あがるという調査データもありますし。

 

いまどき打ち込みビートは生演奏打楽器ともはやそう違わない、ぼんやり聴いていれば区別できないかもといった程度にまで技術進展していますが一般的には。そんななかロー・ファイはそこをあえてデジタルくさいツクリモノ感を強調している音楽で、そこがですね、ぼくみたいな(スライのビート・ボックス以来ずっとむかしからの)マシン・ビート偏愛者にはかえってツボをおしてくるところなんですね。

 

あくまでビートが主役の分野なんで、通常だったら大きめの音でぽんと前へ出るようにミックスされるメロディ担当の上物(ピアノとかギターとか)のぽうがむしろバック。お聴きになればおわかりのように『ロー・ファイ・ジブリ』でもそういったミキシングになっていますよね。

 

ヘッドフォンやイヤフォンで聴いたときにちょうどいい感じだっていうのもロー・ファイの特色で、音楽を楽しむ出力装置としてそういうのを使う若年世代用の音楽だっていうことなんですね。そんなにマジに音楽に向き合うというより、耳さびしいからカフェや自室など日常でなんとなく流しておきたい、でもひっかかって意識せざるをえないようなものはちょっと…っていう、そうしたみんなのための新ジャンルがロー・ファイ。

 

(written 2022.9.9)

2021/04/29

ブルー・ノートのロー・ファイ・コンピ第二集が出ました

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(5 min read)

 

Bluewerks Vol.2: In Full Bloom

https://open.spotify.com/album/5cI60GHS43jJllXAUesAzV?si=jMHLAq7YRcm4dBVWH_tm7A

 

またまた出ました『ブルーワークス』。もちろん今度は第二集で、2021年4月のリリース。ブルー・ノートとアストラルワークスのコラボで展開するロー・ファイ(Lo-Fi)のコンピレイション・シリーズです。デビューだった第一集のことは三月に書きましたね。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-4c143d.html

 

くりかえしになりますが、日本語で言及しているひとがほぼいない(「ロー・ファイ」名での文章は皆無)のでいまだ知れわたっていないものと思いもう一度書きましょう。ロー・ファイ(Lo-Fi)という音楽は、いままでロー・ファイ・ヒップ・ホップという呼び名でも流通してきたもので、主にムーディなジャズ・サウンドとダウンテンポなエレクトロニクス・ビートとを合体させたもの。

 

昨年三月に書いたこの記事も参考にしてみてください。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-6d1d25.html

 

それで、ロー・ファイはCDなどのフィジカルでは発売されず、ほぼもっぱらSpotifyやYouTubeなど配信、ストリーミングで聴かれているものなんです。日本でイマイチ人気が出ないのはこのへんにも理由があるのかもしれないです。日本は(ガラパゴス的に)まだまだフィジカル・マーケットが幅を利かせていますから。

 

元来(ヒップ・ホップな)ビート好きのぼくは、ロー・ファイに出会って以来、この種の音楽がすっかり気持ちよくて、日常的によく聴く、っていうかBGM的に流すものとなっています。そう、ロー・ファイは決して対面して聴き込むようなものじゃありません。カフェとか自室とかでくつろいだり読書したり勉強したりなどする際の雰囲気、空気なんですよね。

 

そんなロー・ファイが一定の人気を得ているのを受けて、今2021年に入り突如、老舗ジャズ・レーベルのブルー・ノートが、エレクトロ・ミュージック・レーベルのアストラルワークス(Astralwerks)と組んで、新たなロー・ファイ・プロジェクト・シリーズを発足。それを「ブルーワークス」(Bluewerks)と名付けたんですね。

 

ブルーワークスが注目されるのは、やはりなんといってもかのブルー・ノートがロー・ファイ分野に進出したという事実からでしょう。主にハード・バップなどメインストリーム・ジャズを録音・発売する会社として名をなしたブルー・ノート、21世紀に入ってからは情熱的に新世代ジャズもリリースしていますので、最新ジャズ・サウンドの一種ともいえるロー・ファイに挑戦するのは難のあることではありません。

 

『ブルーワークス』の第二集『イン・フル・ブルーム』のオープニング・トラックでは、ブルー・ノートの社長ドン・ワズみずから登場していますよね。ドン・ワズ(と自己紹介している、正確にはダン・ワズ、ウォズじゃない)の声を聞いたのははじめてだったかもしれません。

 

第二集の問題点は、あまりにも尺が短すぎるということだけでしょう。たったの約15分しかないんですよね。ロー・ファイは雰囲気をつくるレイドバック・ミュージックだから、ある程度まとまった長さが必要なのに、15分では気分がちょっとくつろいできたかな?と思える前に終わってしまいます。一時間程度は必要ですよねえ。実際、Spotifyで聴けるロー・ファイのプレイリストはどれもけっこう長尺です。

 

このへんは、このシリーズを続けていく際の今後の課題でしょうねえ。といってもドン・ワズみずから「EP・サーガ」と言っていますし、第一集も17分程度でしたし、これくらいでポンポン出すから、あとはみんなでまとめてプレイリストにでもしてね、ってことかもしれません。

 

ともあれ、ロー・ファイは心地よく、こちらの緊張をほぐしてくれる音楽。なんとなくのムードだけでジャジー・サウンドを流しておきたいという向きや、ぼくみたいにヒップ・ホップなエレクトロ・ビート愛好家にとっても格好のレイドバックなんですよね。真剣に向き合って聴く音楽もいいけど、ときどきこういった雰囲気一発のリラクシング・サウンドもいいもんです。

 

(written 2021.4.28)

2021/03/01

ロー・ファイでチルしよう 〜 ブルーワークス Vol.1

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(3 min read)

 

Bluewerks Vol.1: Up Down Left Right

https://open.spotify.com/album/3rF38iEMLEfEGQcS1Bb2Y5?si=A_mNpmh7QxWlrCCHU1Nduw

 

ロー・ファイ(Lo-Fi)という音楽があります。いままでに二回、このブログでもとりあげてきましたけど、そこではロー・ファイ・ヒップ・ホップという呼びかたをしていました。この名称が短縮されて、いまやロー・ファイと言うばあいも増えているようですね。流行しはじめてまだ三、四年の新潮流です。

 

ロー・ファイは、(ヒップ・ホップ系の)ダウンテンポなエレクトロニック・ビートとアンビエントふうのジャジーなサウンドを合体させた音楽。音質をやや粗めのロー・ファイな感じに処理していることとあわせ、チルな(リラックスできる、くつろげる、の意)フィーリングを出しているものです。

 

ロー・ファイはYouTubeやSpotifyなど配信サービスでもっぱら流通しているものなんで、いまだフィジカル商品にこだわる向きには永遠に届かない音楽。いろんなビートメイカーやサービスがロー・ファイ・ミュージックをつくって流していますよね。

 

そんななか、昨日2/27に公開されたばかりの『ブルーワークス Vol.1:アップ・ダウン・レフト・ライト』(2021)はちょっと画期的で、いまだ一般的な知名度は低いロー・ファイ・シーンの起爆剤となりうるかもしれません。なぜならこれはジャズ名門レーベルのブルー・ノートがリリースしたものだからです。

 

正確にはブルー・ノートと、エレクトロニクス・ミュージックのアストラルワークス(Astralwerks)とのコラボEPで、両者のSNSで2月26日に同時に、明日リリースするぞと告知されていました。ぼくはブルー・ノートの公式InstagramとTwitterを欠かさずフォローしているんで、知ったわけです。

 

『ブルーワークス Vol.1』、音楽的にはいままでにいくつもあるロー・ファイとそう変わるところはなく、カフェで、自室で、のんびりくつろぎながら、あるいは勉強とかしながらのBGMとして、ちょうどいい感じのチルな雰囲気をつくってくれるものです。音量はやや控えめに。正対してじっくり聴き込むようなものじゃなく、あくまで背景におくものです。

 

と言いましても今回のこのEPはたったの8トラック、17分しかないんで、ゆったり気分をリラックスさせるための時間としては短すぎるんですけど、あくまでこれはとっかかりの入り口、試験薬でしょう。シリーズものになるとのことなので、Vol.1をまずリリースして、その評判をみて今後の展開を決めるということじゃないでしょうか。

 

いずれにせよ、ジャズ関連では知らぬ者のない名門ブルー・ノートが、ロー・ファイのコンピレイションをリリースした、この新領域に踏み込んだという意義はたいへんに大きくて、今後の『ブルーワークス』続編におおいに期待したいところです。

 

(written 2021.2.28)

2020/03/21

ビートだけまとめて聴きたい

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(6 min read)

https://open.spotify.com/playlist/7bA1MVYbqLPFqiyIdQ2sam?si=yhJL18hHRm6EgE1RWw-2_g

 

とにかくビートが好きなぼく。ラップとかのしゃべり系ヴォーカルがイマイチに感じるので、それをフロントに置いてある音楽はそんなに聴きません。(ヒップ・ホップ系の)ビートだけまとめてどど〜っと聴きたいっていう、そうしている時間はリラックスできて心地いいっていう、そういう人間なんですね。そういったぼくにピッタリな音楽がこの世にはあります。同好の士が多いってことなんでしょうか。

 

それはジャジー・ヒップ・ホップとかローファイ・ヒップ・ホップ、チルホップとちまたで言われているジャンルです。要するにヴォーカルを抜いたインストルメンタルなヒップ・ホップ・ビート・ミュージックってことなんですけど、ぼく的にはビートだけでもいいぞって思います。でもそこに(サンプリングしてわざとロー・ファイにした)ジャズ・サウンドなどが混じっていればさらに極上の心地よさなんですね。

 

それでもローファイ・ヒップ・ホップ(チルホップ )ばかり続けてだとだんだんアレなんで、というのもこの種の音楽はレイドバックしていることが決定打なんですね。そんな気だるいフィーリングのビートは、心地いいですけどそればっかりじゃなあって思いませんか。すくなくともぼくはだんだん別なものが聴きたくなってきます。ビートはヒップ・ホップ系で、しかも快活でグルーヴィなやつも混じっていればいい、ビートだけでもいいけど、なにか上物を載せてあるともっといいっていう。

 

それでさがして最近ぼくがかなりよく聴いているプレイリストが "Groovy Beats | instrumental hip hop, soul, funk & bossa nova” ってやつ。今日いちばん上でリンクしたのがこれです。これのなかにもかなりチルホップがありますが、そうじゃないものだって多いですよね。快活なグルーヴだってたくさんあって、聴いていて、というか流していて心地いいです。それとリラックスできるものとがバランスよく混ざっているんで、ぼくにとっては、楽しく陽気にグルーヴしているものとチルホップ系のゆったりグルーヴと、ぜんぶがいい塩梅で出てきてくれないと、同じようなものばっかりではだんだんつまらなくなってくるんですね。

 

そもそも長時間のプレイリストで聴くっていうのが対峙するように真剣に耳に入れるという行為じゃない証拠で、部屋の BGM としてながら聴きっていうかダラダラ流しなんですけど、そうじゃなくてもこういったヒップ・ホップ系の(コンピューターでつくった)ビート・ミュージックってリラクシング効果が強いと思いませんか。だから聴いてなんとなくくつろいだり、なにか仕事をしたり勉強したりする際のバックグラウンド・ミュージックとしては最適です。

 

実際、チルホップ系のプレイリストでは "to study/relax to" と付記されてあることが多いです。チルホップ系でなくともこんなビートはそういうのに向いているなと思うんですね。今日リンクを貼った『グルーヴィ・ビーツ』のプレイリストでも、やっぱりぼくはなにかしながら、集中するでもなくこの音楽を耳に入れ、心地いい気分にひたっているということが多いですね。そう、ヒップ・ホップ・ビートって、リラクゼイションが最大の効用、特長ですよね。

 

あ、そうそう、以前書いたジャジナフ(Jazzinuf)の『コーヒー&シガレッツ』。
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-7c99a4.html

 

これを見つけたのもこのプレイリスト『グルーヴィ・ビーツ』でのことだったんですよ。ジャジナフは典型的なローファイ・ヒップ・ホップ、チルホップ系の音楽家だと思いますが、そもそもこのジャンルに気づいたのが、ぼくのばあいこのプレイリスト『グルーヴィ・ビーツ』でのことでしたから。なにかビート・ミュージックを浴びるようにどば〜っと聴きたいぞ、という気分のときに Spotify で検索してたどりついたわけです。"beats" とか "hip hip beats" "instrumental hip hop" とか、そんなキー・ワードでさがしたと思います。

 

だからみなさんも同様になされば楽しいプレイリストがやっぱり見つかるはずと思うんですね。ぼくはぼくでいままでに見つけてあるビート系、それもたいていはチルホップ系かな、の音楽プレイリストをいくつかご紹介だけしておきますね。

 

(1)『Jazzy HipHop & Smooth Beats』
https://open.spotify.com/playlist/3mvLkzrSwcDdQSsRL1eulA?si=E4LpazX-RD6KK-rIJeRoSw

ローファイ・ヒップ・ホップが台頭する前にジャジー ・ヒップホップのブームがあったようです。いまでは下火の分野かもですけど、それでも聴けば心地いいです。

 

(2)『lofi hip hop beats - music to study/relax to (lo-fi chill hop)』
https://open.spotify.com/playlist/74sUjcvpGfdOvCHvgzNEDO?si=MC9V4p8HQkSZ1WXNOC0TKA

このプレイリストを作成しているチルホップ・ミュージックさんは、ここ数年のローファイ・ヒップ・ホップ〜チルホップ界における主要人物の一人みたいです。あらいぐまを使ったこのカヴァー・イラストがトレードマークで、ほかにもたくさんありますのでさがしてみてください。

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(3)『Chill Hip Hop Beats』
https://open.spotify.com/playlist/0DZfWCmXdtnrhZtuYzz363?si=f_afaIrLSVi9IsfSX-3f1A

これもチルホップのプレイリスト。心地いいレイドバック感がありますし、説明文でやはり "to relax/study to" とあります。勉強などに集中したいひと向け BGM or ちょっとしたリラックス・ブレイクがほしいというひと向けっていう、そんな音楽です。

 

(written 2020.2.6)

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